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【Omeka S】IIIF対応の複数ビューアを設置する「IIIF Viewers」モジュールの使い方

2022/05/26に公開

概要

Omeka SにIIIF マニフェスト URI のアイコンとビューアを表示するためのモジュール「IIIF Viewers」を開発・公開しています。本モジュールの開発にあたっては、国文学研究資料館にご協力いただきました。

https://github.com/omeka-j/Omeka-S-module-IiifViewers

以下、本モジュールの使い方について説明します。

インストール

Omeka Sにおける標準的な方法でインストール可能です。

具体的には、まず以下の「Releases」欄のリンクをクリックします。

次に、以下のリンクをクリックすることで、zipファイルをダウンロードできます。ダウンロードしたファイルを展開して、インストール済みのOmeka Sの「modules」フォルダに展開したフォルダ「IiifViewers」を配置してください。

本記事執筆時点では、以下のURLで最新版をダウンロードすることができます。

https://github.com/omeka-j/Omeka-S-module-IiifViewers/releases/download/0.0.5/IiifViewers.zip

使い方

インストール後、以下の設定画面に遷移します。本モジュールで使用する各種IIIF対応ビューアへのリンクを指定することができます。(デフォルト設定のままでも問題ありません。)

また、画面左部の「モジュール > IIIF Viewers」のリンクをクリックすることで、各ビューアのアイコンを指定することができます。

カスタマイズ例

たとえば、「TIFY」を設定している箇所について、神崎正英氏が開発されている「Image Annotator」に変更してみます。

https://www.kanzaki.com/works/2016/pub/image-annotator

まず以下の画面から、ロゴを変更します。

次に、モジュールの一覧画面から、以下の「設定」ボタンを選択します。

そして、「TIFY」のURLの値を以下に変更します。

http://www.kanzaki.com/works/2016/pub/image-annotator?u=

結果、以下のように追加したアイコンが表示され、アイコンをクリックすると、Image Annotatorで画像を閲覧することができます。

まとめ

今後、任意の数のIIIF対応ビューアを設定できるように修正したいと思います。

新機能やバグ修正のご要望などございましたらお知らせください。またプルリクエストも歓迎いたします。

ご活用いただけますと幸いです。

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