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@elastic/search-uiのsetFilterの不具合対応

2024/10/07に公開

概要

@elastic/search-uiのsetFilterについて、不具合が報告されています。

https://github.com/elastic/search-ui/issues/1057

この不具合について、すでに以下のコミットで修正されています。

https://github.com/elastic/search-ui/pull/1058

ただ、2024年10月7日時点において、上記の対応がなされた最新版がリリースされていません。

そこで、独自にビルドしてリリースすることを試みましたので、その手順に関する備忘録です。

修正

まず、リポジトリをフェッチしました。

https://github.com/nakamura196/search-ui

そして、以下の修正を加えました。

https://github.com/nakamura196/search-ui/commit/f7c7dc332086ca77a2c488f3de8780bbeb683324

具体的には、package.json.npmrcに変更を加えました。

パッケージの公開

以下の手順により、パッケージを公開します。

1. GitHub パーソナルアクセストークンを生成

GitHub Package Registry にアクセスするためには、GitHub のパーソナルアクセストークンが必要です。以下の手順でトークンを作成します:

  1. GitHubのアカウントにログインします。
  2. 右上のプロフィール画像をクリックし、「Settings」を選択。
  3. 左側のメニューから「Developer settings」を選択。
  4. 「Personal access tokens (classic)」を選択し、「Generate new token」をクリック。
  5. 必要な権限(write:packagesread:packages など)を選択して、トークンを生成します。

2. npm にログイン

次に、GitHub Package Registry にログインするために以下のコマンドを実行します:

npm login --registry=https://npm.pkg.github.com

実行すると、以下の情報が要求されます:

  • Username: GitHub のユーザー名
  • Password: 先ほど生成したパーソナルアクセストークン
  • Email: GitHub に登録しているメールアドレス

3. パッケージを再度公開

認証が完了したら、再度 npm publish を実行してパッケージを公開します。

npm publish --registry=https://npm.pkg.github.com

結果、以下のようなページが作成されました。

利用

利用するリポジトリにおいて、以下を作成します。vercelでのビルドを想定して、GITHUB_TOKENは環境変数から参照するようにしました。

@nakamura196:registry=https://npm.pkg.github.com
//npm.pkg.github.com/:_authToken=${GITHUB_TOKEN}

まとめ

結局上記の方法では、もともとの課題であったsetFilterの修正はうまくいかなかったのですが、パッケージの公開方法に関して、参考になる部分がありましたら幸いです。

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