AIPscanを試す
概要
以下のツールを試します。
本ツールは以下のように説明されています。
AIPscan was developed to provide a more in-depth reporting solution for Archivematica users. It crawls METS files from AIPs in the Archivematica Storage Service to generate tabular and visual reports about repository holdings. It is designed to run as a stand-alone add-on to Archivematica. It only needs a valid Storage Service API key to fetch source data.
AIPscanは、Archivematicaユーザーにより詳細なレポーティングソリューションを提供するために開発されました。それはArchivematicaストレージサービスのAIPからMETSファイルをクロールして、リポジトリ保有物についての表形式および視覚的レポートを生成します。これはArchivematicaへのスタンドアロンアドオンとして実行されるように設計されています。ソースデータを取得するために有効なストレージサービスAPIキーのみが必要です。
Archivematicaのストレージサービスに格納されたAIPの内容を視覚化します。
本記事は、その使い方について説明します。
セットアップ
以下の記載の通りに進めることでセットアップすることができました。
https://github.com/artefactual-labs/AIPscan?tab=readme-ov-file#installation
試す:ストレージサービスの追加
Archivematica Storage Services
メニューをクリックし、以下にアクセスします。画面下部のNew storage service
ボタンをクリックします。
必要な情報を入力すると、Storage Service
が作成され、その後の画面下部でNew fetch job
ボタンをクリックすると、登録したStorage Service
に対するfetch jobが開始されます。
fetch jobの完了後は、以下のように表示されました。今回の例では、104パッケージに対して、75個のAIPが追加され、2分50秒ほどかかったようです。
試す:AIPの可視化
以下はAIPに含まれるオリジナルファイルの一覧です。今回は1つのファイルしか格納されていないため、1行となっています。
Details
ボタンをクリックすると、以下の画面に遷移して、概要を知ることができます。
以下では、処理の中で、ファイル名がどのように変更されたか、などを確認することができます。
試す:Reports
Reports
では、複数の観点でレポートを作成することができます。
以下は、Storage locations
について、Time Series
形式で可視化した例です。
以下は、File format count
に関する可視化例です。Tabular
では、表形式で内訳を確認することができます。
またPie Chart
では、以下のような可視化を行うことができます。
試す:API
API
タブをクリックすると、以下の画面に遷移します。OpenAPIに準拠した
例えば、/data/storage-services
を試すと、以下のように、storage_services
の一覧を取得することができます。
まとめ
AIPscan
の使用方法についてまとめました。APIも提供されており、いろいろな応用ができそうだと感じました。AIPやMETSファイルの活用にあたり、参考になりましたら幸いです。
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