DTS (Distributed Text Services)のビューア開発
概要
DTS (Distributed Text Services)のビューアを開発したので、備忘録です。
以下のURLからお試しいただけます。
背景
DTS (Distributed Text Services)の公式ページは以下です。
以下の記事でも取り上げました。
今回、このDTS仕様に一部準拠したビューアを開発しました。
使い方
以下がトップページです。フォームにDTSのURLを入力します。ページ下部で例を提供します。技術的には、Entry point
を使用しています。
コレクションの一覧ページです。Collection Endpoint
を使用しています。
以下のAPIを例としています。
リンクをたどると、以下のようなリソースの一覧ページに遷移します。
ダウンロードボタンを押すと、TEI/XMLが表示されます。Document Endpoint
を使用しています。
ナビゲーションボタンを押すと、アクセス可能な部分テキストの一覧が表示されます。Navigation Endpoint
を使用していますが、現時点で複数階層には非対応です。
リンクをクリックすると、以下のような部分テキストをダウンロードすることができます。
工夫点
公式ページに以下のように記載されています。
The DTS Specification is currently in a public comment period following the 1-alpha release
(機械翻訳)DTS仕様は、1-alphaリリースの後、現在パブリックコメント期間中です。
このような背景のため、既存のDTSの記述方法にばらつきがありました。そこで内部でできるだけDTS API (1.0 Draft)に変換し、その結果を可視化するようにしています。
DTS仕様が成熟するにつれ、このような問題は解決されるかと思います。
まとめ
DTS仕様は以下のように説明されています。
The Distributed Text Services (DTS) Specification defines an API for working with collections of text as machine-actionable data.
Publishers of digital text collections can use the DTS API to help them make their textual data Findable, Accessible, Interoperable and Reusable (FAIR).
(機械翻訳)テキストのコレクションを機械が扱えるデータとして操作するためのAPIを定義します。
(機械翻訳)デジタルテキストのコレクションを公開する人は、DTS APIを使うことで、自分のテキストデータを「見つけやすく、アクセスしやすく、相互運用可能で、再利用しやすい(FAIR)」ものにすることができます。
TEI/XMLファイルの公開時に、本ビューアが役立てば幸いです。
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