Omeka ClassicのIIIF Toolkitを用いたアノテーションの一括登録方法

2022/07/08に公開

はじめに

備忘録的な意味合いの強い記事です。わかりにくい点も多々あるかと思いますが、ご容赦ください。

特に以下で紹介されている、IIIF Toolkitが使用するアノテーションエンドポイントの使い方について、参考になりましたら幸いです。

https://github.com/utlib/IiifItems/wiki/The-Mirador-Omeka-Annotator-Endpoint

概要

Omeka ClassicのIIIF Toolkitプラグインは、IIIFマニフェストファイルの読み込みや、画像へのアノテーションを行うことができるとても便利なツールです。

https://zenn.dev/nakamura196/books/2a0aa162dcd0eb/viewer/b37a8c

今回は、Omeka Classicとは独立して作成されたアノテーションデータを持っていることを前提として、それらのアノテーションをOmeka Classicに一括登録する方法を記事にします。

以下のGooble Colabのノートブックを用意しています。参考になりましたら幸いです。

https://colab.research.google.com/github/nakamura196/ndl_ocr/blob/main/Omeka_ClassicのIIIF_Toolkitを用いたアノテーションの一括登録方法.ipynb

使い方

事前準備0

上記のノートブックを実行する前に、Omeka ClassicのAPIの有効化、およびAPIキーの発行を行う必要があります。

Omeka ClassicのAPIの有効化

以下に示すように、デフォルトではOFFになっているAPIの有効化を行います。

APIキーの発行

非公開のアイテムについては、APIキーを用いたアクセスが必要になるため、ユーザ毎にAPIキーを発行します。

ノートブックの実行

上記のノートブックに従って、Omeka ClassicのAPIを用いたデータ登録を行います。

結果

以下に示すように、アノテーションが一括登録されていることが確認できます。

まとめ

Omeka ClassicのIIIF Toolkitが提供するAPIの扱い方など、参考になりましたら幸いです。

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