プログラマーと子育てと高専後の進路
きっかけ
いろいろ好調なさくらインターネットさんであっても、高専生の採用はなかなか難しいらしい。
ほんとうか?
高専偏差値最高峰の明石高専の進路
主にIT系と言われる学科である、電気情報工学科卒業生の進路
そもそも、就職してくださる方が10名未満という事実
進学先
いわゆる我が県一番の偏差値を誇る県立高校より高い偏差値が必要な、明石高等専門学校からの進学先だけのことはあると言える。
見る人によっては、我が県一番の偏差値を誇る県立高校より高い偏差値の学校なのに、東京大学数人?という見方をするかもしれないが、「我が県一番の偏差値を誇る県立高校の闇」として別の機会に議論したい
就職先
「我が県一番の偏差値を誇る県立高校」より偏差値が高い明石高専の進学先に進まず、本来の設立目的に寄り添った就職という選択肢を選んだ将来がこちら。
ほとんどが、保護者共々両手離しでおお喜びするようなお名前。
ただし、就職後の企業内における高専出身者の待遇までは未調査なので言及できない。
一般的には、高専卒業の子の方が、大卒の子より待遇が悪いと聞く。
これは、経営・人事側が高専について「専門学校?」みたいな理解をしているからなのか、高専の子たちの絶対数が少ないために待遇改善というか、「大卒と同じか、院卒と同じ」ぐらいの要求を出すに至らない為かまでは不明。
とにかく、IT業界において、高専生が就職市場に放出される数は多くない。
就職活動vs採用活動
高専生を採用するとなると、おそらくフェア↓を思いつく。
しかし、明石高専ぐらいになると、その前段階で教授推薦的な流れで話が決まることも有るんじゃないかと思う。
地方学生にとっての就職活動
そもそも、情報処理学科の偏差値高い高専から選んでいくと、進学率の高さから就職希望社が少ない。
情報処理学科の、少ない就職希望者を採用するには一本釣りするしかないのではないかと感じる。
自分が学生の頃は絶賛就職氷河期だったので、早めに離脱したが、就職氷河期いかんに関わらず、マス採用試験への対応は地方学生にとって負担でしか無い。
いまでこそ、リモート採用ができるのだが、会って話すことの優位性は高い。
主語は誰か
勘違いした人も多いと思うので主語を明確にしたい
いまでこそ、リモート採用ができるのだが、会って話すことの優位性は高い。
高専生が東京に行って採用担当と会って話すのではなく、「採用担当者が各高専に赴いて、高専生に会いに伺う」という意味
他の会社はリモート面接だったけど、この会社は会いに来てくれたという特別感
学生にとっては、教授からの推薦よりも、嬉しいことだろう
自分だったらひょいひょいついていく
学生の将来
ただ、IT業界の人(主にWebサービスとか、プログラマーとか、インフラとか)思い出してほしい。
冠だけ見たら保護者は喜ぶ。
では、IT業界の人どうだろ、就職先名から「仕事の内容と辞める理由」がセットで予想できる会社があると思う。
学生や教授や保護者はそこに気づけ無い。
冠だけ見るから。
言い換える
大谷翔平選手が日本ハムを選んだときのプレゼンを例に、「チームの利益ではなく大谷翔平選手の将来を考えている」というメッセージ
つまり、人生は長い。
費用対効果
そこまで高専生に割いて良いのか?
こればかりは、各社の事情によると思う。
十分に良い人材、かつ、辞めない人材を採用できていれば良いと思う。
つまり、今年の採用人数を満たしたらOKではない。
高専生を採用する方法
- 高専に直接赴き、マス採用ではないことを理解しておく
- 1校に数名しかいない候補を大谷翔平選手だと思って対応する
- 自分だったら他社を選ぶという選択肢(任天堂だな)がある子であれば、他社(任天堂だろ)に行くことと、転職するときはウチ来てねって伝える
結論
高専生の採用はとてもたいへんです。
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