🐈

WindowsにAngularの開発環境を構築する

2023/10/25に公開

概要

Windows で VS Code + Angular の開発環境を構築する手順です。
node.js のインストールには nvm を使用します。
VS Code のインストール自体については難しくないので、説明を省きます。切り替えて使用出来る、 Angular 専用環境の作成方法を説明します。

環境

今回の作業時の環境は以下の通りです。

種類 バージョン
OS Windows 10 Pro 22H2
nvm 1.1.11
node.js 18.18.2
Angular 16.2.6
VS Code 1.83.1

nvm のインストール

nvm は node.js のバージョンを管理するツールです。
node.js を直接インストールせず、 nvm を使用してインストールする事で、プロジェクト毎に指定のバージョンで開発できます。

下記からダウンロードします。
https://github.com/coreybutler/nvm-windows/releases

少し下にスクロールするとリンクがあります。
nvm-setup.exe をダウンロードしてインストールしてください。

インストールが完了したら PowerShell を開いて、ちゃんとインストールできたか確認します。

> nvm version
1.1.11

バージョンが表示されれば OK です。

node.js のインストールと設定

nvm を使用して node.js をインストールします。

先ずはインストール可能なバージョンを確認します。

> nvm list available

|   CURRENT    |     LTS      |  OLD STABLE  | OLD UNSTABLE |
|--------------|--------------|--------------|--------------|
|    20.8.1    |   18.18.2    |   0.12.18    |   0.11.16    |
|    20.8.0    |   18.18.1    |   0.12.17    |   0.11.15    |
|    20.7.0    |   18.18.0    |   0.12.16    |   0.11.14    |
|    20.6.1    |   18.17.1    |   0.12.15    |   0.11.13    |
|    20.6.0    |   18.17.0    |   0.12.14    |   0.11.12    |
|    20.5.1    |   18.16.1    |   0.12.13    |   0.11.11    |
|    20.5.0    |   18.16.0    |   0.12.12    |   0.11.10    |
|    20.4.0    |   18.15.0    |   0.12.11    |    0.11.9    |
|    20.3.1    |   18.14.2    |   0.12.10    |    0.11.8    |
|    20.3.0    |   18.14.1    |    0.12.9    |    0.11.7    |
|    20.2.0    |   18.14.0    |    0.12.8    |    0.11.6    |
|    20.1.0    |   18.13.0    |    0.12.7    |    0.11.5    |
|    20.0.0    |   18.12.1    |    0.12.6    |    0.11.4    |
|    19.9.0    |   18.12.0    |    0.12.5    |    0.11.3    |
|    19.8.1    |   16.20.2    |    0.12.4    |    0.11.2    |
|    19.8.0    |   16.20.1    |    0.12.3    |    0.11.1    |
|    19.7.0    |   16.20.0    |    0.12.2    |    0.11.0    |
|    19.6.1    |   16.19.1    |    0.12.1    |    0.9.12    |
|    19.6.0    |   16.19.0    |    0.12.0    |    0.9.11    |
|    19.5.0    |   16.18.1    |   0.10.48    |    0.9.10    |

This is a partial list. For a complete list, visit https://nodejs.org/en/download/releases

LTS の最新版 18.18.2 をインストールします。

> nvm install 18.18.2

インストールされたのを確認します。

> nvm list

    18.18.2

インストールされているバージョンが確認できます。

試しに CURRENT の最新版もインストールしてみます。

> nvm install 20.8.1

インストールされたのを確認します。

> nvm list

    20.8.1
    18.18.2

2つのバージョンが確認できました。

使用するバージョンを指定します。今回は 18.18.2 を指定します。

> nvm use 18.18.2
Now using node v18.18.2 (64-bit)

指定されたか確認します。

> nvm list

    20.8.1
  * 18.18.2 (Currently using 64-bit executable)

18.18.2 の先頭に * が付き、後に現在使用中のメッセージが表示されます。

node.js のバージョンが切り替わっているか確認します。

> node --version
v18.18.2

18.18.2 になっている事が確認できます。

バージョンを切り替えてみます。

> nvm use 20.8.1
Now using node v20.8.1 (64-bit)

切り替わったか確認します。

> nvm list

  * 20.8.1 (Currently using 64-bit executable)
    18.18.2

切り替わったのを確認できます。

node.js のバージョンも確認してみます。

> node --version
v20.8.1

今回は 18.18.2 を使用するので戻します。

> nvm use 18.18.2

Angular のインストール

現時点での最新版をインストールします。

> npm install -g @angular/cli

インストールされたバージョンを確認します。

> ng version

     _                      _                 ____ _     ___
    / \   _ __   __ _ _   _| | __ _ _ __     / ___| |   |_ _|
   / △ \ | '_ \ / _` | | | | |/ _` | '__|   | |   | |    | |
  / ___ \| | | | (_| | |_| | | (_| | |      | |___| |___ | |
 /_/   \_\_| |_|\__, |\__,_|_|\__,_|_|       \____|_____|___|
                |___/


Angular CLI: 16.2.6
Node: 18.18.2
Package Manager: npm 9.8.1
OS: win32 x64

Angular:
...

Package                      Version
------------------------------------------------------
@angular-devkit/architect    0.1602.6 (cli-only)
@angular-devkit/core         16.2.6 (cli-only)
@angular-devkit/schematics   16.2.6 (cli-only)
@schematics/angular          16.2.6 (cli-only)

16.2.6 がインストールされました。

VS Code のインストールと設定

下記からダウンロードして、インストールします。
https://code.visualstudio.com/
インストール自体の説明は省きます。

起動して環境設定を行います。

Angular 専用のプロファイルを作成すると同時に環境構築も行います。

管理ボタン > プロファイル(既定) > プロファイルの作成… と選択します。

上部に新しいプロファイルの作成が表示されます。

名前を指定して、コピー元は Angular を選択します。
チェックはすべて付いた状態で、右上の作成ボタンを押します。

プロファイルが切り替わります。

拡張機能もインストールされます。

以上で環境構築は完了です。

Discussion