ミリしらの状態からJANOGに1年間関わってみた
はじめに
この記事は、私が2024年の4月末にJANOG54のNOCメンバーとして活動を初めてからJANOG55のNETCON委員として、活動した約1年間に感じたことをアウトプットをしたいなと思って書いたものです。結構長めにダラダラと書いて文字が多すぎて読みにくい部分があるとは思いますが読んでいただければ幸いです。
JANOGってなに?って方は下のリンクから辿ってみてください。
JANOGとの出会い
私は、京都の大学生でネットワークが好きですが設計とか運用はできない初心者です。本は読んで勉強は少ししているぐらいです。研究室に配属され、「ネットワークやりたいです!」と言い、少し研究室のネットワークを触りながら勉強をしている4年生の時に、研究室のSlackに「JANOG54でNOCメンバーを募集しているので参加しませんか?」というメッセージが入りました。これは、好きなネットワークに関われる機会では?と思いすぐ応募しました。その時は、NOCというものについて名前を聞いているぐらいで具体的に何をするのかもよく知らなかったですし、JANOGについても全く知りませんでした。応募した後にJANOGついて調べて、日本のネットワークオペレーターが集まっているところなんだと思いました。それぐらいにはNOCについてもJANOGについても何も知らずにいわゆるミリしらの状態で、ネットワークを構築できるぜ!という思いだけで応募しました。応募の際に、NOCチームの中で、バックボーンチーム, L2/L3チーム, サーバーチーム, APチーム, ケーブルチームと分かれていて、私は第一希望として、バックボーンチームに応募しました。L2/L3チームと迷ったんですけど、あまり触ることができない方のバックボーンをやろうと思いました。加えて、少し前からバックボーンに興味があったこととちょうどBGPを勉強し始めたこともありました。
応募から数日して採用メールが届き、第一希望のバックボーンとしてJANOG54に参加することが決まり、ここから約1年間JANOGと関わっていく学生生活が始まりました。
JANOG54でのNOC活動
会期前
JANOGの会期の約2ヶ月前の4月末からNOCとしての活動が始まりました。最初の活動としては、全体ミーティングに参加することでした。社会人 26名, 学生 28名の総勢54名が顔合わせをして、会期までの大まかな流れを確認して終了しました。
ここから頑張っていくんだなと思っているあなた!そんなことありません、ここから1ヶ月ほどここに書けるような活動をしていません。バックボーンチームとしてのミーティングはありました。でも、何を話しているのかさっぱりわからず誰かに聞くこともできず、わからない単語を調べながらミーティングに参加していました。担当することにした仕事についても自分だけ何をすればいいのかわからなかったので全然進めることができてませんでした。さらに、僕以外の学生メンバーはプログラムの登壇者として立候補していたり、ずっとバックボーンの構成の説明をしてくれていた学生側のリーダーの子がずっと年上の院生の方かなと思っていたら同い年であることがわかったり(噂では人生を3,4週ぐらいしているらしい)と自分以外の学生みんなすごいなと思いながら、このチームで自分がなにか力になれることが果たしてあるのかなと不安に思っていました。
そんな状況を気にかけてくれたのか、バックボーンチームの学生メンバーの方が声をかけてくれました。BGPの設定の仕方から今までミーティングで話していた内容は何だったのか、これから何をしたらいいのかまで話してくれました。本当に助かりました。この助けてくれた学生がいなければ、自分はJANOG54のNOC活動を十分に楽しめなかったと思います。ほんとに感謝してます。助けてもらえたぐらいから私のNOC活動が良い感じで回り始めました。加えて、データセンターの見学会を社会人の方が企画してくれて、オフラインでチームメンバーに会う機会ができました。初めてのデータセンター見学はもちろん楽しかったです。でも、チームメンバーと顔を合わせることができたことの方が嬉しかったです。やっぱり対面で話せるっていいなと改めて思いましたしチームメンバーに話しかけれるようにもなりました。
そこからは、社会人の方が初心者の学生メンバーに向けて、練習ということで見守られながら初めてのBGPピア設定を行ったり、担当する仕事についても手を進めることができたりとやっとチームの一員として活動していると思えるようになっていきました。そんな風に活動ができていったのは会期の3週間前ぐらいからでした。そして、いよいよホットステージが始まります。
ホットステージ
ホットステージはJANOG本会議のday1の5日前の6月28日(金)から始まりました。私はお昼頃から会場入りしました。バックボーンのチームメンバーには一度会ったことがあったのでそこまで緊張はしなかったんですけど、他のチームメンバーとは初めましての状態だったので緊張していました。いろいろ挨拶をして、有名な大学に在籍している人だ!!あの企業で働いているんですか!!などなどすごいところに混ざったなと思いました。
私のホットステージ中の作業は、ピアリングの受付を行なっていたのでピアリングの手順書の作成と設定投入・イベントのIPアドレス広報の手順書作成を行なっていました。ホットステージ中にもトラブルやメンバー内での議論はあったのですが、自分の知識不足と経験不足からチームメンバーが議論している内容についてはわからなかったです。議論の合間に他のメンバーに聞いたり、知らない単語をメモしてホテルに帰ってから調べたりしていました。
ホットステージを通して、他のチームメンバーは登壇の資料作りやトラブル対応など自分がわからない・出来ないことをやっていました。わからない・出来ないことでもチャレンジできれば良かったのですが、「それやります!」という勇気が出ませんでした。なので、自分に今できる仕事を考えてピアリングの受付の対応と少しの勇気としてイベントのIPアドレスの広報の手順書の作成を行なっていました。作業中に行き詰まったりすると、会場近くのスタバに社会人の方が連れて行ってくれて奢ってくれました。一度ならず5,6回ぐらい連れて行ってもらいました。ホッと一息つけて作業に集中することが出来ました。
夜になって作業が終了すると社会人メンバーの方が毎日ご飯に誘ってくれました。他のチームのメンバーの人も一緒になって食べに行ってたりもしたのでその人達とも仲良くなる機会を与えてくださりました。そこでは、ネットワーク業界のことや就職相談から他愛ない話までしていました。ある日のご飯を食べた後は、なぜか奈良の街を練り歩き、2万歩およそ15kmぐらい歩いていたりしてました。ほんとになんでだろう??
会期中
会期中は聞きたいプログラムがあったら行ってきて良いから後は社会人にまかせてと言ってもらったので、プログラムを観に行ったり展示を観に行ったりしてJANOGの参加者として楽しんでいました。特に何もない時は、ピアリングの受付が来ていたのでそのピアリングの手順書を書いていたり、他には構成図やコンフィグを見て勉強をしていました。他にはNOCツアーも開催していたので参加者の案内などをしていました。
会期中での少しの勇気は、トランジットを提供してもらっていたので、会期終了に伴ってのトランジットのピアの切断作業をしました。トランジットとのピアの切断なんてないんだからと社会人の方が背中を押してくれたのもあります。基本的には、設定を消すだけなんですが、滅多にないトランジットとの切断作業だったので社会人の方が「いけーー!!落とせーー!!」と元気にしていたのを覚えています。私も気持ちが移ったのか、某映画ばりにEnterキーを押してました。
会期中の3日間の終了後、1日目はメンバーにお願いしてピアリングソーシャルなるものに参加しました。そこが何する場所なのかわからずに行ったわけなんですけど、色々な企業の人がいて挨拶をするという「あぁ、これが社会なのか」と思いました。そこでもまた、社会人の方が気にかけてくれて同じNOCチームとして活動している学生たちです。と色々な人に紹介してくれて名刺交換など挨拶をしていました。2日目のJANOG懇親会も社会人の方に付いていきながら紹介して名刺交換をしてもらいました。懇親会が終わるぐらいには頑張って自分から名刺交換をできるようにはなりました。でも、NOCチームではない社会人の方も自分たちが学生だとわかると話しかけてくれたので優しい大人がたくさんいました。最終日の3日目は、スタッフとNOCチーム全員が集まってお疲れ様会が開かれました。1週間頑張ってきての最後の夜だったので、チームメンバーといっぱい話したり、なかなか話せていなかったNOCの他のチームの人にも話しかけに行って、どんな構成でやっていたのかやどんなトラブルが起こったなどかを聞いたり、普段の業務に関しても聞いていたりしました。
楽しい時間は、早くすぎるもので2ヶ月間のNOCとしての活動が終わりを迎えてしまいました。
会期後
NOCとしての活動終了後は、とにかく教えてもらったBGPやインターネットのイロハを復習しようと、座学に加えてコンテナでネットワーク機器を動かせる便利な世の中なのでそれで勉強していました。タイミングが良いことにdocomoさんのISPネットワークを勉強しようというWorkShopが開催されていたので参加しました。そこでまさかのNOCメンバー2人との再会を果たしました。JANOGの会期終了して1週間後の出来事でした。再会さすがに早くないですかという気持ちでした。私はこのWorkShopに向けて、NOCでの経験を無駄にしないと思ってめちゃくちゃ勉強して臨みました。おかげでバリバリ進めることができました。
他には、JANOGへの参加をきっかけに地域NOGに参加することも決めました。九州の地域NOGのQUNOGへのオンラインでの参加や地元である関西のNaniwaNOGへ参加しました。地域NOGに限らず、企業のインターンなどに参加して、そこでも知っている人がいたり、その知っている人を知っている人にあったりと約半年ぐらいで人との繋がりが一気に増えました。
まとめ
スタートダッシュで躓いてしまった(スタートすらできていなかったかも)JANOG54のNOCチームとしての活動でしたが、同じ学生メンバーの助けから徐々に前を向いて走り出すことが出来ました。励ましてくれた社会人の方にも大変感謝しています。私が1番チームの中で出来なかったメンバーだったんですけど、この設定はこういうことをしたいからしているんだよとかわからない用語の説明をしてくれたりとすごく気にかけてくれまて、私を成長させてくれました。技術や知識面でのサポートだけでなくお金面でも毎晩のご飯を奢ってくれたりとサポートしてもらい、ネットワーク業界に入ることで恩返しをしていきたいと思っています。
最後に、JANOG54でお世話になったNOCメンバーの皆さんに感謝しています。特にバックボーンチームの皆さんありがとう!!!!!
まとめをしたんですけどまだ終わりません。ここからJANOG55 NETCON委員編が始まっていくわけであります。
JANOG55でのNETCON委員活動
応募のきっかけ
JANOG54のNOC活動中に色々調べ物をしていたときにNETCONの存在を知って、今後も何かの形でJANOGに関わっていきたいとは思っていたこととJANOG54が終わった後、勉強している時に出会ったトラブルを問題として出せると思っていたので、応募があったらNETCON委員をしたいなと思っていました。でも、JANOG54にはなくて開催時期的に次回のJANOG55にはあるんじゃないかなと思って、NETCON委員の応募のお知らせを全力待機していました。そしたら、見事にNETCON委員の応募があり、すぐに応募フォームを書いて送信しました。数日後、採用メールが届き9月末にある最初のミーティングからNETCON委員としての活動が始まりました。
ミーティングは現地参加とオンラインのどちらで参加しても良いのですが、せっかくなので最初と最後のミーティングだけは現地参加しようと思い、いざ東京へ。
ミーティングの開催場所が誰もが知る大企業なので、ビクビクしながらオフィスにいざ潜入!!都会の30階ぐらいのオフィスはそれはもう綺麗でしたね。JANOG54で出会った人もいれば、初めましての人もいて挨拶をしながらミーティングの開始を待っていました。初回なので会期までの大まかな流れと初スタッフの人は自己紹介のLTの準備をしてねと言われ解散し、懇親会をしました。大学4年生なので、卒論はどうなの?とか今回スタッフに応募した理由は?などなどゆるーくおしゃべりを楽しみました。そして、これからNETCON委員としての活動が始まっていきます。
問題作成
会期まで4ヶ月ほどありますが、大学4年生です。卒業論文があり、非常に忙しいですが、楽しいNETCON委員の活動の方に注力してしまいますよね。問題作成のネタは持っていたので東京から帰ったらすぐに問題の作成に取り掛かりました。問題のネタは、JANOG54のNOC活動の時の経験や終わってからの勉強しているときに詰まった部分をNETCON委員になったら出そうと思ってメモしておいていたので早速役に立ってよかったです。
NETCONではContainerLabというOSSを使用して問題環境の作成を行うのですが、ミーティング終わってすぐだったので用意されてはなかったので、紙の上でどういった構成にして、トラブルが起こっている部分の原因はこうしようと問題にするためにアイデアをまとめるのに1ヶ月間ぐらいかけて考えていました。いざ問題作成のための環境が用意されてContainerLabの構成ファイルを書いて検証をしていくと、うまくいかないこともありました。ベンダーの違いで、トラブルシューティングするのに欲しいログが見当たらなかったり、RFCに準拠してしているのかの違いで考えていたトラブルが起こらなかったりと最初は問題のネタもあるしすんなり行くのかなと思っていたのですが、構成を変更したり問題となるトラブルを変更したりと大変な部分はありました。
しかし、色々悩むことはあったのですが、ここで嬉しい制度がNETCON委員ではありまして初スタッフにはメンターが付くというありがたさです。悩んだらチャットで質問したり時間をとってオンラインで通話をしながら対応してくださり、大変お世話になりました。そして嬉しい制度はメンターだけではなく、NETCON委員だけの顔合わせをしてくださって、これから頑張っていくメンバーのことについて知れるいい機会になりました。あとは、NETCON委員として活動に必要なツールの説明会をその都度開催してくださったので、特に困ることなく問題の作成に取り組むことができました。それにしても、社会人メンバーの方がすごかったです。NETCONのスコアサーバーをGCP上で動かしているのですが、GCPの使い方やKubernetesも使っているのでワーカーノードのデプロイ・自動採点のプログラムなど、全体をよくわかっていないんですけどもう本当にすごかったです。質問にはなんでも答えてくれますし、問題のレビューもしてくれてNETCONには、神様がいました。いつかこんな技術力を持った社会人になりたいと思える人たちがたくさんいました。
初めての登壇
今回、JANOG54で出来なかったチャレンジをしようと思ってNETCONで枠をとったプログラムの登壇に立候補してみました。最初はどうしようかな、前回チャレンジ出来なかったしやろうかな?でも...と考えていたんですが、前回の他の学生メンバーが登壇しているところを思い出すと今やらなければと思い立候補しました。私の他にもう一人の学生メンバーと社会人の方の3人で発表することになりました。基本的には社会人の方が発表資料・内容の大部分を作成してくれたので、伝わりやすい表現はこっちじゃないですかや必要な写真をスライドに追加するといった仕事をしていました。
いざ、発表当日です。1日目の一発目のプログラムで緊張MAXです。他の会場のプログラムが人気がありそうな強いプログラムがだったので人が来てくれるのかなと心配していました。しかし、前の方の机のある席が埋まるほどに人が集まってくれて100人以上はいたのかなと思います。発表が始まると私はドキドキで他の2人は慣れているのかなという雰囲気を感じていたんで、どうしようかと思っていました。緊張と照らされるライトでどんどん体温が上がっていきました。まだ怖くてアーカイブは見れていませんが、早口になっていたり、自分が話す予定のスライドを超えて喋ったりしてしまいました。参加者からの質疑にもちゃんと答えられていたか不安ではあります。あぁーこれ言っておけばよかったと後悔しています。なんとか伝わっていてくれるとありがたいです。
と不安や緊張したと書きつつも、プログラムの目的は、見に来てくれた人にNETCONに参加をしてもらうというものでした。プログラムの発表中にどんどんNETCONへの参加登録の人数が伸びて、最終的には352人が参加してNETCONは大盛況だったので目的達成ということで良いプログラムにできました。
NETCON開催中
NETCONの開催はJANOG本会議day0の21時から開始しました。自分が作成した問題が解かれるとSlackでメンション通知が飛んでくるのですが、Level1の問題を2つ作成していたのもあるのか、通知がドンドン来ました。NETCONの開催を楽しみに待っていてくれた参加者の方がが多くいてくれたこと嬉しく思いました。朝4時に回答を提出してくれている参加者もいました。私は開催時間には、たしかラーメンを食べてましたね、美味しかったです。
NETCONでは、オンライン問題と会場に用意されている現地問題がありました。私は現地問題を1問作成していたので、その対応をしていました。プログラムの効果もあったのか多くの人が現地問題を解きにきてくれました。予想よりも多くの参加者が来てくれたので途中から整理券を配布して対応していましたが、見に行きたいプログラムと被ってしまって問題を解けなかった参加者の皆様も出てきてしまって、すいませんでした。現地問題では、実際に問題を解いているところを横から見ていて、問題に苦しむ様子を見ながら私もこんな感じにずっと悩んでいたなぁと思っていました。あとは、私の作成した問題が3分と掛からず解く人がいる一方で、10分以上かかる人がいて、こんなに問題を解くスピードが分かれるものかと不思議に思いました。自分なりに考えた結果、運用の経験の有無で問題を解くスピードが変わっていたのかなと思います。古めの機器を使用したこともあり、現行機では自動でやってくれることも手動で設定しないといけないという部分で運用経験の差ができたのかなと思います。そんな、参加者のバックグラウンドを考えながら、問題の感想を聞いたりして、「こんな設定あるなんて知らなかった、勉強になりました。」と言われたことが嬉しかったです。自分が苦しんだ問題を出題して、参加者にも苦しみながら解決へと取り組んでもらい同じような気持ちを味わってもらうことができたと思っています。もし、仕事の時に同じ問題に引っかかった時に役立つのであればこれ以上嬉しいことはないです。
オンライン問題の方も、各参加者の回答が見れるようになっていて報告書みたいに書いてくださる人やメモ書きみたいにどういう手順で問題の原因を特定して解決していったのかを書いてくれている人がいて面白かったですし、勉強にもなりました。
私は、オンライン問題4問、現地問題1問を作成しました。自分の作成した問題に少しの不安を持っていたんですけど、回答の結果を見てみると楽しんでもらえてそうで良かったです。たくさんの回答もいただいたので出題者からすると大変ありがたかったです。あの時、私を苦しませたトラブルありがとう。
そういえばXの方で私の問題文の"VLANが壊れた"という文章がNETCONで面白かったフレーズとしてポストされていたのを拝見しました。どういう問題文にするか迷っていて、私の中のイマジナリー新入社員は、なにもしていないのにVLANが壊れたと言ってくる奴という風にしたら、あの問題文ができました。
NETCON開催終了
NETCONはJANOG day2の17時に終了しました。会期をあと1日残しての終了となります。最終的には352人, 1955回答いただき大盛況のうちに幕を閉じることができました。無事に終わったのも束の間で問題の解説記事を書かないといけなくてですね、1週間後ぐらいが締め切りだったんですけど1文字も書いていないのでday3は記事を書きながらプログラム見て、あとは卒論も書いてという忙しかったです。そんな忙しい中の息抜きとして、NETCONアンケートを眺めていました。参加してくれたみなさんの感想を見ながら、今回のNETCONが成功してよかったと思ったり、まだ全然わかりませんが次回のNETCONの問題作成のために勉強しなければいけないなと気持ちになるコメントもありました。中でも1番嬉しかったのは、それぞれの問題について感想を述べてくれている参加者の方がいて自分が作成した問題も楽しく取り組めたとコメントをもらうことができたので、このコメントだけでNETCON委員として今回のJANOGに参加できて本当によかったと思えました。
JANOG本会議の方も無事終わり、お疲れ様会をして今まで一緒にやってきたNETCON委員のみなさんとご飯を食べながらお酒を飲みながら楽しい時間を過ごし、結局ボーリングまで行って朝の4時ぐらいに解散しました。自分自身こんなに食べて飲んで遊んだ記憶はあまりないので振り返ってみても本当に楽しかったんだと感じています。そんな楽しい時間が過ぎれば、解説記事を書いて、ラスボスの卒論を書かないといけないという大学4年生らしく追い込まれて行きました。
もう今は、無事に解説記事と卒論を書き切ったので、他のNETCON委員の人が書いた解説記事を見ながら勉強をしています。
まとめ
JANOG55でのNETCON委員では前回の反省を活かしチャレンジをしようと思いプログラム登壇をすることができましたし、コミュニケーションも取れて、前回と比べて発言は増えたんじゃないかとも思っています。NETCON委員としての活動は、前回のNOCの経験がなければプログラムの登壇もなければ問題の作成すらできていなかったかもしれません。そもそもNETCON委員にすらなれていなかった可能性もあります。そう思うと、JANOGに出会えたことやNOCメンバーに会えたことは本当に幸運でした。JANOG55でも一緒にNOCメンバーをやっていた人にも会えて繋がりを感じれる時間にすることができ、自分の成長を見せられていたら嬉しい限りです。もちろん、今回のNETCON委員の皆さんにもお世話になりました。メンターの方を初め、問題のレビューをしてくれた方・環境を整備してくれた方・プログラムの資料作成をやってくれた方など多くの方に助けてもらいました。助けてもらった分、私が誰かを助けることができていたら嬉しいかぎりかなと思っています。
最後に
この1年間でJANOGをまったく知らないミリしらな所から関わってきて変わったものがあります。それは、人とのつながりが増えたこと、チャレンジしようという気持ち、そしてやっぱりネットワークって楽しいなという気持ちです。学外での知り合いが0のところからJANOGで一気に増えて、JANOG以外のイベントでも出会ったりしていると人の縁というものを感じます。こんなところにもJANOG関係者やJANOGで知り合った人の知り合いにも会ったりしました。JANOGに参加してからは、その他のイベントに参加することの抵抗が無くなりました。無くなったというか色々なイベントに参加したいという気持ちがドンドン出てきたと言った方が正しいのかなと思います。そして、またそのイベントで新しい人に出会ったりするわけです。JANOGをきっかけに自分自身を取り巻く環境が変わっていきました。あとはネットワークってやっぱ楽しいなってことです。私がネットワークが好きな理由は、どこにでも誰とでも繋がれるところです。インターネットの世界でも人の世界でもネットワークって大事なんだなと、繋がれるって素晴らしく楽しいことなんだなとJANOGに1年間参加して改めて思うことができました。
自分一人だけでネットワークの勉強をしていたところで誰とも繋がれなかった私をJANOGというコミュニティが色々なところへと繋げてくれました。これからもJANOGで得られた経験と繋がりを大切に色々なところに挑戦をしていきたいと思います。
Discussion