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【Web技術の基本 #1】 Webとは

2021/06/20に公開

はじめに

Webについての理解を深めるために、イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本という本を読みました。とてもわかりやすく、イラストで視覚的に読めるのでWeb初心者の方はおすすめです。

Webは本当に多くの技術を使って実現されているので、1つ1つの技術や概念を言語化して理解を深めていこうと思います。ちなみにこの本は全部で7章あるのですが、章が上がるにつれてだんだん難しくなっていきます。

1章 Web技術とは

Web(World Wide Web)

文書(Webページ)の公開・閲覧のためのシステムのこと。
Web上のWebページは、ハイパーテキストと呼ばれる言語で構成されていて、1つのドメインにある複数のWebページの集まりをWebサイトと呼ぶ。

  • インターネットの普及と相まって、Webの普及も広まっていった。
  • ハイパーテキストを書くための言語が「HTML(Hypertext Markup Language)」
  • ハイパーテキストを解釈して、人間に分かりやすいように表示してくれるのが「Webブラウザ」

Webサーバー

Webブラウザからコンテンツのリクエストがあると、Webサーバーがネットワークを通して、必要なコンテンツをWebブラウザに送信する役割を持つ。一般的には「Apache(アパッチ)」や「IIS(Internet Information Service)」というプログラムが使われている。

UI(ユーザーインターフェース)

コンピューターとユーザーの情報をやりとりするため機能。
Webサイトやアプリ、TVのリモコンなど。

API(アプリケーションプログラミングインターフェース)

ソフトウェア同士の情報をやりとりするため機能。
天気予報アプリを例にすると、「アプリが送信した地域情報をWebサーバーが受け取り、Webサーバーは地域情報に対応する天気予報のデータをアプリに返す」という仕組み。

HTTP

コンテンツ(ハイパーテキスト)をやり取りする手順のこと。HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)という。訳すと「ハイパーテキストを転送する手順」、そのままの意味ですね。世界標準とされていることで、どの種類のWebブラウザであっても、あらゆる種類のWebサーバーとの間で同じ手順でコンテンツをやりとりできる。

URl

Webサーバーにコンテンツを要求する役割を持つ。URLには「どのやりとりの手順で」「どのWebサーバーに」「何のコンテンツを」取りに行くかという情報が含まれている、Webブラウザはこれをもとにリクエストを送る。

CGI

WebサーバーがWebブラウザからの要求に応じて、プログラムを起動させる仕組みのことをCGI(Common Gateway Interface)と呼ぶ。Webサーバーからの要求があると、CGIがプログラムを起動し、受け取ったデータやWebサーバー内のデータを使ってHTMLファイルを作成する。

Webの標準化

規約を設け、「どのWebブラウザでも同じようにWebページが表示される」状態を維持することがを標準化と呼ぶ。標準化を進めるW3C(World Wide Web Consourtium)という団体がある。

RESTfull

RESTという4つの原則を守って設計されたシステムのことを「RESTfullなシステム」と呼ぶ。
RESTfullとなることでAPIの相互作用が円滑になる。

RESTの原則

統一インターフェース

あらかじめ定義・共有された方法で情報がやりとりされる

アドレス可能性

全ての情報が一意なURLの構文で示される

接続性

やりとりされる情報にはリンクを含めることができる

ステートレス性

やりとりは1回ごとに完結し、前のやりとりの結果に影響を受けない

セマンティックWeb

Webページの情報に意味を付け加えることで、コンピューターが自律的に情報の意味を解釈して、処理できるようにすること。HTMLでは意味を付与できないため、セマンティックWebの世界では XMLやRDF、 OWLという言語で記述する。意味を示すデータのことをメタデータと呼ぶ。

以下読まなくてもいいです!

個人的におもしろいと思ったこと。

WebはCERNによって開発された

WebはCREN(欧州原子核研究機関)のティム・バーナーズ・リーさんによって開発されたものらしいです。各国の研究者が研究資料を閲覧するために作られたもの。Webの原型となるENQUIREというシステムを作り、それが改良されてWebになった。その後、ティム・バーナーズ・リーさんはWebブラウザとWebサーバーを開発し、インターネット上に公開した。。。天才すぎません?

ちなみにティム・バーナーズ・リーさんはW3Cの創設者で、Webセマンティックという構想の提唱者だそうです。。。どんな人なんでしょうね。

アメリカ国防総省がインターネットの原型を作った

インターネットはARPA(アメリカ国防総省の高等研究計画局)によって開発されたコンピューターネットワークであるARPANERが原型。当初は接続回線が高価で、企業や研究機関のみで利用されていたが、技術の発展とともに徐々に安価になり一般ユーザーにも普及した。その頃にWebがインターネットで使えるシステムとして発表された。

そんなこんなで、
1990年12月20日に世界初のウェブページが公開されたみたいです。(Wikipedia参照)
割と最近なんですね。。

参考書籍

イラスト図解式 この一冊で全部わかるWeb技術の基本

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