デジタルツインで遊びたいので3D都市モデル PLATEAU(プラトー)を触ってみた。
この記事はソニックガーデン 若手プログラマ Advent Calendar 2024 18日目の記事です。
はじめに
以前、同僚とツクってアソぶハッカソンで横スクロールアクションゲームを作りました。次は3Dゲームを作りたいなー、デジタルツインとかも気になるなーと思っていたのでこの機会に触ってみることにしました。この記事はその備忘録です。
前回作った2Dゲームです。
前回作った2DゲームのGIF画像
PLATEAUについて
PLATEAUは、国土交通省が様々なプレイヤーと連携して推進する、日本全国の都市デジタルツイン実現プロジェクトです。
3D都市モデルをオープンデータとして提供してくれています。
PLATEAUの3D都市モデルは単純な3Dの座標データではなく、地理情報システム(地理的なデータを収集、管理、分析、表示するための仕組み)も組み込まれているのでアイデア次第でいろんなものが作れます。
PLATEAU VIEWというサイトでブラウザからも利用できるので興味があればどうぞ。
例えば、日時を変更して太陽光の角度を変更して街の変化を見ることもできます。
今回作ったもの
先に作ったものを紹介します。
ひとまずサクッと触ってみたいだけだったので東京駅付近を自由に歩けるだけのものを作りました。
今回作った3DゲームのGIF画像
作り方
簡単に作り方を解説します。
スターターキットをインポートして、Sceneに3D都市モデルをインポートするだけです。
スターターキットをインポートする
Unity Asset StoreからStarter Assets - ThirdPersonをインポートします。
これを使えば3人称視点で自由に動いてくれるキャラが使えます。
3Dモデルをインポートする
PLATESU SDK for Unityを使ってインポートします。
地図から区画を選択して、どこをインポートするか決めることができます。
左下に1、2、3、4とあるのは地物の詳細度を示すLOD(Level of Detail)です。
LOD1だと箱なんですが、LOD4だと建物の内部までモデル化されています。
LOD4の東京駅付近をインポートしてみました。テクスチャもあって見た目がいいですね。
おわりに
UnityとPLATEAUを使って東京駅付近を歩き回れるゲームを作ってみたという記事でした。
デジタルツインといえば少し前にISSのデジタル宇宙環境が公開されているので触ってみたいと思った次第です。
明日のソニックガーデン 若手プログラマ Advent Calendar 2024は、@kya3 です。お楽しみに!
Discussion