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2025年の出社施策はなぜ難しいか
はじめに
主に出社施策についてどう思うかを聞かれるエンジニアに向けて書く。
リモートワークから出社回帰を決断する会社も多いと思うのが、コロナ前とは状況が異なると思ったのでこのタイトルにした。2025年としたのは、理由2は社会情勢も絡むと思ったから。
理由1 遠方勤務者はとても困ることになる
コロナ禍を機に、オフィスワーカーが地方に移住したり、地方在住者を採用したケースもあるだろう。そういった遠方勤務者を出社施策に含めるかどうかでそれぞれの課題がある。
- 出社施策に含める
- 引っ越しを強要するか、長時間の通勤を課すことになる。
- 出社施策に含めない
- リモートコミュニケーション(web会議など)を継続して実施しなければならない。この場合、出社してもコミュニケーションは在宅勤務と変わらない人も出てくる。
理由2 意図せず文化がタイト化する
この本では文化を二元論、タイトなのか?ルーズなのか?で分けることによって文化を解説している。曰く、色々な要因によって組織はタイト化、ルーズ化に揺れ動いている。以下にタイトな組織、ルーズな組織の特徴を引用する。
- タイトな組織
- 慣行が画一的、効率的
- 人が実直で慎重
- ルーズな組織
- 慣行が柔軟、実験的
- 人がオープン、リスク追求
- イノベーションを生み出す
出社施策によって組織のタイト化が進むことになる。「以前の出社形態に戻すので文化的な影響はない」とは決して言えない。ウィズコロナの完全リモートワークを経た企業は、少なからず組織のルーズ化が進行したはずだ。そしてルーズ化のカウンターとしてタイトな施策が行われたはずで(テレワークの監視施策など)、今また出社強制化というタイト化が行われることになる。
解決策としてはリーダーシップをもってルーズな文化を守る、育てることだが、ここでも遠方在住者の存在がネックとなる。オフィスでルーズ化を促進するイベント(ティーブレイクなど)を行っても、遠方在住者の疎外感は増すばかりだろう。
// 他思いついたらなんか書く
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