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LangGraph Main Changes 2025-08-28

に公開

chore: Update schema for new config allowed in LGP (#5875)

  • 新しい設定項目 logging_headers が追加されました
    • ログ出力から除外するヘッダーを指定できるオプションです[1]
  • スキーマが更新されました
    • libs/cli/schemas/schema.jsonschema.v0.jsonlogging_headers プロパティが追加されました(型は ConfigurableHeaderConfig もしくは null
    • 既存の configurable_headers(ヘッダーを「実行の設定値」として扱うための指定)とは別軸で、今回は「ログに出さないヘッダー」を制御するための設定のようです

feat(sdk-py): add durability flag (#5963)

  • Python SDK に Run 実行の永続化モードを指定する新フラグ durability が追加され、旧フラグ checkpoint_during が deprecate されました
    • checkpoint_during が実行された場合には DeprecationWarning が投げられます
  • durability は実行中グラフのチェックポイント(状態保存)を「いつ・どの強度で」行うかを制御するフラグのようです。このフラグには3つのモードがあります
    1. sync: 各ステップ後に同期保存(強い整合性・安全だが遅め)。重要な中間状態を確実に残したい、本番での確実な再開性が必要な場合に利用する。
    2. async: 次ステップ実行中に非同期保存(低レイテンシ・高スループットだが直近の変更が失われる可能性)。一般利用や性能を重視する際に利用する。checkpoint_during=True に相当。
    3. exit: ラン終了時のみ保存(最速だが中間は残らない)。PoCなどの実験的な実装や、一過性の処理、中間での再開が不要な場合に利用する。
脚注
  1. 用途としては、たとえば、機密性の高いヘッダをログから除外する でしょうか。 ↩︎

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