Open1
開放閉鎖の原則における拡張と修正の違い
ChatGPTに聞いた答えがわかりやすかったのでメモ。
開放閉鎖の原則(Open/Closed Principle、OCP)は、ソフトウェアの設計原則の一つで、SOLIDの原則の中の「O」で表されています。OCPの基本的な考え方は「ソフトウェアのエンティティは拡張には開かれているが、修正には閉じているべきである」というものです。
ここでの「拡張」と「修正」の違いを理解するために、以下の点を明確にします。
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拡張:
- 新しい機能や振る舞いを追加すること。
- 既存のコードを変更せずに新しいモジュールやクラスを追加することで行われる。
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修正:
- 既存のコードの変更。
- バグの修正や既存の機能の変更など、すでに存在するコードの内容を直接変更する行為。
OCPの目的は、新しい機能や変更が必要なとき、既存のコードを変更するのではなく、新しいコードを追加することでその要件を満たすことができるような設計を心がけることです。これにより、ソフトウェアの安定性が向上し、変更が引き起こす不具合のリスクが低減されます。
例えば、あるクラスの振る舞いを変更する必要がある場合、OCPに従えばそのクラスを直接変更するのではなく、新しいクラスを作成して拡張するか、既存のクラスを継承して振る舞いをオーバーライドするなどの方法で要件を満たすようにします。
この原則を実際に守ることで、コードベースが大きくなったときや、多くの人が関与するプロジェクトでの変更の影響を最小限に抑えることができます。