ChatGPTやCursorの会話を途中で分岐させる方法

はじめに

AIとの対話が長くなるにつれて、「この方向性も試したいけど、今の流れは消したくない…」と感じることはありますよね。

新しいチャットを立ち上げて、また同じ前提条件を入力するのも手間がかかります。

そんな状況を解決する、ChatGPTとCursorに搭載されている便利な「会話の分岐方法」を紹介します。

ChatGPTでの会話分岐方法（追記あり）

チャット画面の右上にある共有するを選択します。

リンクを作成するボタンが表示されるので選択します。

作成されたリンクをコピーして新しいタブで開きます。

すると共有した時点までの会話の内容がそのまま複製されたチャットが表示されます。

この共有リンクから開いたチャットで会話を続けても、オリジナルのチャットに影響はありません。

また、共有リンクから開いたチャットは同じURLでも開いた数だけ作成されるため、いくつも分岐先を作ることができます。

ただし、この方法での会話分岐は、リンク生成時の最新の会話内容までを複製するため、会話をさかのぼって分岐することはできません。

追記（2025/9/8）標準機能として実装されました

ChatGPTでの会話を分岐させる小技を紹介しましたが、公式の機能として実装されたようです。

ChatGPTからの返信された内容の下部にあるメニューを開き、新しいチャットに分岐しますを選択。

選択した時点までの会話内容が新しい会話として複製されます。

今まではちょっと面倒な作業が必要だったことや、会話をさかのぼって分岐することができなかったのでこれは嬉しいアップデートですね。

Cursorでの会話分岐方法

分岐させたいところの下部メニューからDuplicate Chatを選択します。

するとDuplicate Chatを選択したところまでの会話内容が複製された新しいチャットが作成されます。

さいごに

注意事項として、ChatGPTの分岐は共有リンクを作成した時点までの会話内容すべてを複製するため、会話をさかのぼって分岐させることはできません。

Cursorは、Duplicate Chatを選択したところまでを複製するため、遡って分岐させることができます。

追記（2025/9/8）で書いた通り、会話の分岐機能が標準機能として実装されましたので、ChatGPT、Cursorともに遡って分岐することが可能です。

ClaudeやGeminiでも同じような会話の分岐方法がないか調べてみましたができないようです。