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Tableau WoW2023 : 3種類のJitterチャートを作ってみる

2023/12/08に公開

Jitterチャートが気になったので、WOWから3種類試してみました。

Jitter Boxplot (箱ヒゲ図+jitter)

まずは簡単に、箱ヒゲ図の中身を散らすイメージで。

WOW2022 Week12のテーマです。

RAMDOM関数を入れるだけなので、簡単です。
https://public.tableau.com/app/profile/oqbn/viz/WOW2022W12_17015940969210/WOW2021W12

Jittered Bar Chart (棒グラフ+jitter)

続いて、棒グラフの中身がjitterになっているタイプ。

WOW2023 Week7のテーマとなります。

つぶつぶにマウスオーバーすると情報がみれるのがよい。
https://public.tableau.com/app/profile/oqbn/viz/WOW2023W7_jitter_barchart/WOW2023W7

リンクされているテーブルは、アンケートデータなので、取り込むときにピボットが必要です。

RUNNING_SUM(COUNTD([Id]))を使って、各データを縦に並べてから、RAMDOM()でデータを横に散らします。

Jitterfly chart (バタフライチャート+jitter)

最後は、左右に分かれた横棒グラフ(バタフライチャート)にさらに分布を重ねたもの。

WOW2023 Week19のテーマです。

棒グラフだと思ったら、実はリファレンスライン(バンド)。
真ん中のラベルを書くためだけに二重軸にしてる。
このテクニックだけでもおもしろい。

https://public.tableau.com/app/profile/oqbn/viz/WOW2023W19_jitterfly_chart/WOW2023W19

今回はRANDOM関数は使わずに、都道府県をINDEX関数で並べて位置を調整しています。

せっかく作るのであれば日本のデータで、と思って、e-Statの国勢調査のページからダウンロード。
https://www.e-stat.go.jp/stat-search?page=1&toukei=00200521

令和2年平成27年平成22年平成17年平成12年平成7年平成2年昭和60年昭和55年

それぞれ、人口等基本集計(男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態など) から
都道府県、年齢、性別でCSVでダウンロードし、Prepで加工(ユニオン)しています。

日本のデータを使ったがために、予想外のスレンダーなチャートになってしまいました・・・
あらためて、少子高齢化を実感しました。

まとめ

Jitterを使うと、Tableauの良さでもあるデータを集計して表示する、ということができなくなります(というか、していない)。
ですが、逆に全体をグラフィカルに見つつ、それぞれのデータの詳細も確認できる、という点ではよいです。

ただ、データ量が多すぎるとパフォーマンスに影響がでそうなので、使い所は考えたいですね。

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