Tableau WoW2023 : 3種類のJitterチャートを作ってみる
Jitterチャートが気になったので、WOWから3種類試してみました。
Jitter Boxplot (箱ヒゲ図+jitter)
まずは簡単に、箱ヒゲ図の中身を散らすイメージで。
WOW2022 Week12のテーマです。
RAMDOM関数を入れるだけなので、簡単です。
Jittered Bar Chart (棒グラフ+jitter)
続いて、棒グラフの中身がjitterになっているタイプ。
WOW2023 Week7のテーマとなります。
つぶつぶにマウスオーバーすると情報がみれるのがよい。
リンクされているテーブルは、アンケートデータなので、取り込むときにピボットが必要です。
RUNNING_SUM(COUNTD([Id]))を使って、各データを縦に並べてから、RAMDOM()でデータを横に散らします。
Jitterfly chart (バタフライチャート+jitter)
最後は、左右に分かれた横棒グラフ(バタフライチャート)にさらに分布を重ねたもの。
WOW2023 Week19のテーマです。
棒グラフだと思ったら、実はリファレンスライン(バンド)。
真ん中のラベルを書くためだけに二重軸にしてる。
このテクニックだけでもおもしろい。
今回はRANDOM関数は使わずに、都道府県をINDEX関数で並べて位置を調整しています。
せっかく作るのであれば日本のデータで、と思って、e-Statの国勢調査のページからダウンロード。
令和2年、平成27年、平成22年、平成17年、平成12年、平成7年、平成2年、昭和60年、昭和55年
それぞれ、人口等基本集計(男女・年齢・配偶関係,世帯の構成,住居の状態など) から
都道府県、年齢、性別でCSVでダウンロードし、Prepで加工(ユニオン)しています。
日本のデータを使ったがために、予想外のスレンダーなチャートになってしまいました・・・
あらためて、少子高齢化を実感しました。
まとめ
Jitterを使うと、Tableauの良さでもあるデータを集計して表示する、ということができなくなります(というか、していない)。
ですが、逆に全体をグラフィカルに見つつ、それぞれのデータの詳細も確認できる、という点ではよいです。
ただ、データ量が多すぎるとパフォーマンスに影響がでそうなので、使い所は考えたいですね。
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