GeospatialRecListをImmersalで使ってみる
概要
最近界隈で話題の、TOKYO NODE "XR HACKATHON" powered by PLATEAUで配布されるSDKがImmersalメインということで、私が過去に作成したGeospatialRecListがその環境でも動くんだろうか?と思い調べてみました。
この記事は、Iwaken Lab. Advent Calendar 2023の8日目の記事になります。
前提
ImmersalでARCore Recording and Playplay APIを使う記事は、Kadaさんが書いてくださっていたので、技術的には出来る前提として、"Recording and Playplay APIを使えるようにする"という部分をGeospatialRecListに置き換えられないか試すという事になります。
開発環境
- Immersal SDK v1.19.2
- Unity 2022.3.10f1
- Android 12
デバイスについて補足
Playbackの方はiOSでも出来ますが、RecordingはARCoreが必要。そして、GeospatialRecListは現状Androidのみ対応としてますので、その点は予めご留意ください。
引用:https://developers.google.com/ar/develop/recording-and-playback?hl=ja
Immersalが使えるようにする
まず、Immersalが動く環境を整えます。
私は、GitHub上に公開されているサンプルプロジェクトを落としてきて、
公式ドキュメントを参考にSDKインポートやビルド設定を実施しました。
シーンはContentPlacementSampleに対して下記の対応をしたものをビルドしました。
- Developer Tokenのセット
- マップの差し替え
- オブジェクトの位置調整
- Content Placement UIの削除
動作はこんな感じ
GeospatialRecListの組み込み
ここからGeospatialRecListを組み込んでいきます。
ReadmeのUPMでインポートする方法にある通り、Package ManagerからURL指定でインポートします。
その後、Packages/jp.co.hololab.geospatial_reclist/SessionPlayback/Prefabsの中から、SessionPlaybackのPrefabをシーンに追加し、SessionPlaybackスクリプトにARSessionを追加します。
こうしてビルドしてみた結果...
動いた!現状ではPrefabの追加以外に特に何もしなくても動くみたいですね🎉
さいごに
ひとまずGeospatialRecListが、Immersalの環境に雑に組み込んでみても、問題なく動作するということが分かって良かったです。AndroidでVPSデバッグする際はぜひお使い下さい。
また、今回の調査の中で、命名やiOSビルド時の挙動どうなるべきかなどは、まだまだ改善の余地があるなと感じたので、またメンテナンスしたい&フィードバックやPR頂けると幸いです🍀
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