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アジャイル開発でのプロダクトバックログ
プロダクトバックログとは
- プロダクトオーナーが、製品を完成させるために必要な機能を、「ユーザーストーリー」と呼ばれる文章で表現しそれをリスト化したもの
- PBの各項目は、「プロダクトバックログアイテム」(以下、PBI)と呼ばれ、上から順に優先度が高くなるのが定石
プロダクトバックログを書くときのガイドライン「INVEST」
ビル・ウェイク の INVEST
- Independent(独立している)
- Negotiatable(交渉可能)
- Valuable(価値がある)
- Estimable(見積もり可能)
- Size right / Small(適切な大きさ)
- Testable(テスト可能)
Testable(テスト可能)
テストの管理をどうするかを検討するにあたって、今回プロダクトバックログについて改めて調べていたので、大きく頷いた↓
テスト可能というのは、「どのような状態になったらそのPBIが完了と言えるのか」つまり受け入れ基準と同義だと考えています。
プロダクトバックログは「Readyな状態」を目指す
- INVESTのほかに、PBを作る際に参考になる観点として、「Readyな状態」を目指すことがある
プロダクトバックログにあるべき項目
ChatGPTに聞いたところ下記が例としてあるもよう。
1. ユーザーストーリー
- ユーザーの視点から記述される機能や要件。
- 例: 「ユーザーとして、検索機能を使って製品を見つけたい。なぜなら、時間を節約したいから。」
2. 機能要件
- プロダクトが満たすべき具体的な機能。
- 例: ログイン機能、データエクスポート機能など。
3. 技術的課題(Technical Debt)
- 現在のコードや設計における改善が必要な箇所。
- 例: 「データベースのクエリを最適化する」「古いAPIを新しいバージョンに移行する」。
4. バグ
- 発見された不具合やエラーの記録。
- 例: 「フォームの送信時にエラーが発生する」「モバイル表示が崩れる」。
5. スパイク(調査タスク)
- 不明点やリスクを明確にするための調査や試行。
- 例: 「新しい認証ライブラリの調査」「パフォーマンス改善のベンチマークを実施」。
6. 非機能要件
- パフォーマンス、セキュリティ、スケーラビリティなどの基準。
- 例: 「ページの読み込み時間を3秒以下にする」「1分間に1,000リクエストを処理可能にする」。
7. デザインタスク
- UI/UXに関する要件やデザインの調整。
- 例: 「新しいダッシュボード画面のモックアップ作成」「レスポンシブデザインの実装」。
8. インフラや運用の要件
- デプロイ、CI/CD、モニタリングなどの運用に関わる作業。
- 例: 「自動デプロイの設定」「サーバーログのモニタリング導入」。
9. エピック
- 大規模なユーザーストーリーやテーマ。細分化が必要。
- 例: 「会員管理機能」「ECサイトのカート機能」。
10. フィードバックや提案
- 利用者やステークホルダーからの意見や改善案。
- 例: 「ダッシュボードにグラフを追加してほしい」「モバイルでの操作性を向上してほしい」。
11. 目標やマイルストーン
- チームが達成すべき具体的な成果。
- 例: 「バージョン1.0をリリース」「新規ユーザーを月100人増加」。