【Flutter】Firebase Analyticsでリアルタイムのデバックする(Debug Viewを用いて)
はじめに
個人開発でイベント発火を実装したため、DebugView で挙動を確認します。メモ書きとして記しておきます。
DebugView とは?
DebugView は、開発中のアプリから送信されるイベントデータをほぼリアルタイムで確認できる機能です。通常、Firebase Analytics のイベントは約 1 時間ごとにまとめて送信されますが、デバッグモードを有効にすることで、すぐにイベントを確認できます。
デバッグモードを有効にする方法
iOS の場合
iOS アプリでデバッグモードを有効にするには、Xcode で以下の手順を行います。
- プロジェクトのスキームを編集
- 「Arguments Passed On Launch」に以下のコマンドライン引数を追加
-FIRDebugEnabled
デバッグモードを無効にするときは、以下の引数を指定します。
-FIRDebugDisabled
実行します。
実行するも DebugView に表示されませんでした。すでにシュミレーター上でインストール済みであるアプリを Debug できるように設定したとしても、アプリを削除して再度実行する必要がありました。以下の記事が参考になりました。
アプリ削除後に再度実行して、イベントを発火するボタンを押下すると、約 16 秒で DebugView に反映されました。
DebugView を利用しない場合は、Debug モードを無効にしておきましょう。
変更後にコンソールに以下の文章が表示されました。
11.7.0 - [FirebaseAnalytics][I-ACS023008] To enable debug logging set the following application argument: -FIRAnalyticsDebugEnabled (see http://goo.gl/RfcP7r)
DebugView 有効時は以下の文章が表示されています。
11.7.0 - [FirebaseAnalytics][I-ACS024000] Debug mode is on
11.7.0 - [FirebaseAnalytics][I-ACS023008] To disable debug logging set the following application argument: -noFIRAnalyticsDebugEnabled (see http://goo.gl/RfcP7r)
DebugView でイベントを確認する方法
デバッグモードを有効にした後、以下の手順でイベントを確認します。
- Google Analytics の画面を開く
- 上部ナビゲーションの「StreamView」横の矢印をクリック
- 「DebugView」を選択
これで、DebugView レポート画面が表示されます。アプリを操作すると、発生したイベントがほぼリアルタイムで表示されます。
画像の赤枠のイベント部分を押下することで、各イベントの詳細を確認できます。
一般的なイベント、キーイベント、エラーイベントに分けられており、
各アイコンを押下することにより、フィルター検索ができます。
まとめ
Firebase Analytics の「DebugView」機能を使うことで、アプリのイベントがリアルタイムで正しく送信されているかを確認できます。開発中にこの機能を活用すれば、本番環境でのデータ品質を高めることができます。
参考資料
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