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【Laravel】pgAdminを使ったデータ確認方法

2025/03/26に公開

はじめに

前回の記事で、Laravel を用いた TODO リストの API を作成しました。ですが、データの処理が想定通りに行えているか、実際のデータを確認できていませんでした。

https://zenn.dev/muranaka/articles/7718b0498ad234

pgAdmin で Laravel のデータを確認する方法

データベースに正しくデータが保存されているか確認が必要です。ここでは、PostgreSQL の管理ツールである pgAdmin 4 を使ってデータを確認する方法を説明します。

pgAdmin のインストールと接続設定

1. pgAdmin のインストール

pgAdmin は公式サイトからダウンロードしてインストールできます。

# Macの場合(Homebrewを使用)
brew install --cask pgadmin4
--cask とは?

mac の GUI もコマンドでインストールしたい

上記を実現するためのオプションコマンドであるという、理解で問題ない認識です。

詳細は参考にした記事をご覧ください

https://qiita.com/swallowtail62/items/61244ea3c7d00f692823

2. pgAdmin の起動と接続設定

pgAdmin を起動し、PostgreSQL サーバーに接続します。

  1. pgAdmin を起動する

設定で日本語に変更できます。

  1. 左側のサーバーパネルで右クリックし、「サーバーの作成」を選択

  1. 以下の情報を入力します:

この部分は各環境によって異なります。今回は私が以前投稿した記事内容に基づいて設定します。

https://zenn.dev/muranaka/articles/f801e633e6abaa

【一般】タブ:
- 名前:Laravel TODO DB(任意の名前)

【接続】タブ:
- ホスト名/アドレス:127.0.0.1(ローカルの場合)
- ポート:5432(PostgreSQLのデフォルトポート)
- メンテナンスデータベース:todo_app
- ユーザー名:todo_user
- パスワード:your_password

以下は GUI での設定画像です。参考までに。

  1. 「保存」をクリックして接続を作成

正しく接続できない場合は、ERROR 文が表示されます。

TODO テーブルのデータを確認する

データの閲覧

  1. pgAdmin のサーバーリストから作成したサーバーを展開
  2. データベース → Laravel の.env ファイルの DB_DATABASE に指定したデータベース名を展開
  3. スキーマ → public → テーブルと進む
  4. todosテーブルを右クリックし、データを閲覧/編集  →  すべての行 を選択

すると右上部には SQL 文、右下部にはデータ出力を確認できます。データを追加していない場合は、Column の情報のみ表示されます。

SQL クエリの実行

より詳細な検索や条件付きの表示を行いたい場合は、SQL クエリを実行できます。

  1. ツールバーの「ツール」から「クエリツール」を選択

クエリを実行した DB 項目を選択します。登録されていれば、表示されます。

  1. 以下のような SQL を入力してデータを表示・検索
-- すべてのTODOを表示
SELECT * FROM todos;
  1. 「実行」ボタンをクリックしてクエリを実行


pgAdmin でのクエリ実行画面例

余談)F5 でショートカット実行ができます。

pgAdmin でのデータ操作

データの追加・削除

pgAdmin から直接データを追加できます:

  1. todosテーブルを表示します。
  2. 表示された画面で「+」ボタンをクリック
  3. 赤枠ボタンで追加、青枠ボタンで削除 が可能です。

データの編集

既存のデータを編集する方法:

  1. 編集したい行のセルをダブルクリック
  2. 値を変更
  3. 「OK」をクリック

Laravel アプリケーションとの連携確認

API 操作とデータベース確認の流れ

  1. Postman などを使って API にリクエストを送信
  2. pgAdmin でデータベースを確認
例:新しいTODOを作成した場合の確認フロー
1. PostmanでPOSTリクエストを送信
2. pgAdminで新しいレコードが追加されたことを確認

データの整合性チェック

API のレスポンスとデータベースの値が一致しているか確認しましょう:

-- 特定のIDのTODOを確認
SELECT * FROM todos WHERE id = 1;

このクエリ結果と API のレスポンスを比較し、データの整合性を確認します。

トラブルシューティング

接続エラーの場合

  • .envファイルの設定を再確認
  • PostgreSQL サービスが起動しているか確認

まとめ

pgAdmin を使うことで、前回作成した TODO リスト API のデータを視覚的に確認・管理できます。API のテストと並行してデータベースの状態を確認することで、アプリケーションの動作を把握できます。

https://www.pgadmin.org/

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