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DebianでM.2 SSDを増設したときの備忘録

2024/07/06に公開
Linux
Debian
SSD
pci
idea

使用しているPCは HP EliteDesk 800 G4 DM というオフィス向けの薄くて小さいもの。
OS: Debian
CPU: Core-i5
MEM: 8GB * 2
STR: 256GB + 512GB(今回増設)

シャットダウンしてM.2スロットにSSDを挿入してネジで固定。
再起動すると pci bus error が一秒毎に出力される。
調べた結果、/etc/default/grub にpci=nomsi または pci=noaer を追加すると解消するとのことだった。

/etc/default/grub
+ GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet pci=nomsi"
- GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"

しかし、これでは一時的にエラーが解消されるだけで、fdiskを実行してSSD設定を変更しようとすると再びエラーとなった。

/etc/default/grub
+ GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash pci=nomsi,noaer pcie_aspm=off nvme_core.default_ps_max_latency_us=0"
- GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet pci=nomsi"

最終的に上記の設定で pci bus error は発生しなくなった。

手順

  1. /etc/default/grub の変更
  2. sudo update-grub の実行
  3. 再起動

増設ストレージの初期設定

今回はSSDをLVMに統合して /home の拡張をした。
まずSSDのデバイス名を確認する。

fdisk -l

パーティションの作成

sudo fdisk /dev/_DEVICE_NAME_
  1. n を押して新しいパーティションを作成します。
  2. p を選択してプライマリパーティションを作成します。
  3. パーティション番号、開始セクタ、終了セクタはデフォルトを使用します。
  4. t を押してパーティションタイプを変更します。
  5. 8e を入力してLVMパーティションタイプを設定します。
  6. w を押して変更を保存して終了します。

パーティション名の確認

lsblk

物理ボリュームの作成

sudo pvcreate /dev/_PART_NAME_

ボリュームグループ名の確認

sudo vgdisplay

作成したボリュームを、ボリュームグループに追加

sudo vgextend _VOL_GROUP_ /dev/_VOL_NAME_

論理ボリュームの拡張

sudo lvextend -l +100%FREE /dev/_VOL_GROUP_/home

ファイルシステムの拡張
ファイルシステムがext4の場合に使用

sudo resize2fs /dev/_VOL_GROUP_/home

結果の確認

lsblk

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