Microsoftの新しい資格 Microsoft Applied Skills を受けてみた
Microsoft Applied Skillsとは
Microsoftから新しい資格である「Microsoft Applied Skills」が発表されました。
これまでの資格(AZ-900など)と異なり、いわゆるラボ試験と呼ばれる形式です。
ただし、これまでの試験のようにテストセンターで受験するわけではありません。
ブラウザベースでテスト用の環境を操作し、実際にAzurePortalで指定された要件に沿って、設定を行う試験です。
現状、無料で受験することができます。ただし、期間限定と書かれているため、そのうち有料になるかもしれません。
また、一度受験すると、再受験までに72時間間をあける必要があります。
現在、9種類のテストを受験することができます。今後さらに追加されるようです。
なお、現状英語版しか用意されていません。12月には他の言語でも利用できるようになるとのことです。
タイトルが日本語で表示されているものもありますが、テスト自体は英語です。
受験してみた
今回、「Azure ネットワークを使用してワークロードへのセキュア アクセスを構成する」を受験してみました。
「開始」ボタンを押すと、テスト環境が準備されてテストが始まります。
テストの中身の話は書けませんが、各サービスの基本的な操作が出来れば問題ないと思います。
(他のテストをまだ受けていませんが、テストによって難易度は変わるかもしれません)
無事(?)100点を取ることができました。
これまでの試験と同じように証明書も発行されます。
感想
証明書が発行されるということで、位置づけは「資格証明」の欄に入っていますが、
受験費用も掛かりませんし、自宅でブラウザでいつでも受験できるため、
これまでの試験と比較するともっとライトな位置づけな気がします。
(取得しても評価されるとは言えない気がします)
一方で、今後有料化され、これまでのテスト同様、テストセンターで受験するような形になると
実装力を証明するテストになるかもしれません。
(こうなるとかなりハードル上がってしまいますが)
だからといって、受ける意味がないかというとそんなことはありません。
問われる要件に沿って、実装できるかどうかは実務においては重要だと思いますし、
なにより実際に環境を作るので受験していて楽しいです。
資格という位置づけにとらわれずに、
Azure Learn等で勉強した後で、仕上げ問題のような形でトライしてみるのもよいと思います。
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