新技術年表のリニューアル

2024/08/30に公開

新旧年表の比較

今回、新しい技術情報の年表をあらためて作りました。

前回作ったのはこちらです。

前回の年表は横長でした。動画で使っていた素材なので、横に長くても問題がなかったですがブログに添付すると少し見づらいと思います。リレーションを線で表現していて、実線のほうは正常進化のイメージで、点線のほうが関係性のあるものです。要素技術の関係を表現したかったのでこういう表現にしていました。特に関連を学ぶ人向けにはわかりやすかったので好評でした。

今回のリニューアルはこちらです。前回から無くしたものとしてはリレーションの表現があります。確かにリレーションがあると関係性を学びやすいのですが、表としては複雑になってしまいます。前回の年表を作っていた時にかなりぐちゃぐちゃになってしまったので、今回はなくしました。その代わりにレイヤーを、ビジネス・データ・インフラで分けました。

新年表を作る上でのポイント

今回の年表を作る上での一番のポイントはAIでした。今のご時世、新技術でAI関連が入ってこないことはないような状況なので、必然的に多くなります。AI関連のものを考えていくと、どうしても分類が難しくなってしまいました。前回の「攻め」と「守り」も良かったのですが、AIに関しては攻めにも守りにも関連するものがあり、分類できなくなる課題がありました。攻め守り以外にも、効率化と安定のようなものも考えました。ただ、このようなトレードオフの関係にあるものを超越してしまうものがAIには存在し、そういうタイプの分類は諦めました。

そこでひねり出したのが、ビジネス、データ、インフラです。分類としてはすっきりしているとは言い難いのですが、全部が全部AIという訳でもないので、それらのキーワードの配置も考えてこのようにしました。データというレイヤーもかなり苦肉の策ではありますが、AIの中でもよりデータ色の強いものを分類しています。また、AIの中でもアプリケーション開発色が強いものをビジネスに分類しています。ビジネスという表記も悩ましく、アプリのほうがシンプルかなと思ったのですが、開発プロセスやユーザー体験のようなものも含まれるので、ビジネスとしています。

とまあ、今回はAIが一気に拡大する中でいろいろ悩んでしまいましたが、いろいろな考え方もドラスティックに変わっていくと思います。今後、これらの内容を個別に解説していこうと思いますので、興味あるキーワードがあればチェック頂ければと思います。

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