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【DaVinci Resolve】 Merge operator一覧📝

2024/10/26に公開

はじめに

みなさん、こんにちは。Mugです✨

これは📽DaVinci ResolveのFusionについての記事です。
FusionのMergeノードにはOperatorというパラメータがあり、
このパラメータで映像の合成方法を変えることが出来ます。
この記事ではOperatorの各設定値でどのように合成されるのかをまとめます。

📢ノード構成

比較用映像

🍊オレンジ色の円形と🍆紫色の長方形を用意し、
長方形側をフォアグラウンド、円形をバックグランドとしてMergeノード(Merge1)で合成します。
アルファは長方形0.5,円形0.7のパターンと、両方とも1.0のパターンで確認します。

比較用映像
比較用映像

背景

🥦緑色の背景にテキストを重ねたものを比較用映像の背景とします。

背景映像
背景映像

単独表示

単独で🍆長方形(FgSample)、🍊円形(BgSample)を左上に表示させます。
Merge後の映像との比較に使用します。

サンプル

アルファ表示

詳細確認用にMerge後の👻アルファ値をテキストで表示します。
テキストが表示されている位置のアルファ値を表しています。
ただし、アルファ値表示は多少誤差が出ます😖

アルファテキスト

⚡️Operator比較

各設定値の比較結果は以下のルールで表します。

  • プレビュー👈左側はMerge1の出力です
    背景映像との合成前
  • プレビュー👉右側はMediaOutの出力です
    背景映像との合成後
  • 対になる設定値は順番を入れ替えて隣接させています
    DaVinci Resolve上の設定順とは異なります、注意❗️
  • 🍆フォアグラウンド側(長方形)をFGとします。
  • 🍊バックグラウンド側(円形)をBGとします。

Over(オーバー)

FGをBGの上に重ねます。

Over半透明
Over半透明

Over不透明
Over不透明

Under(下)

BGをFGの上に重ねます。

Under半透明
Under半透明

Under不透明
Under不透明

Conjoint(コンジョイント)

FGをBGの上に重ねます。
重なり部分のアルファはFGとBGのどちらか大きい方になります。

Conjoint半透明
Conjoint半透明

Conjoint不透明
Conjoint不透明

Disjoint(ディスジョイント)

FGをBGの上に重ねます。
重なり部分のアルファはFGとBGを足した値になります。

Disjoint半透明
Disjoint半透明

Disjoint不透明
Disjoint不透明

In(イン)

FGとBGで重なる部分のみに切り抜かれ、FGが表示されます。
アルファはFGとBGの値をかけ合わせたものになります。

In半透明
In半透明

In不透明
In不透明

Mask(マスク)

FGとBGで重なる部分のみに切り抜かれ、BGが表示されます。
アルファはFGとBGの値をかけ合わせたものになります。

Mask半透明
Mask半透明

Mask不透明
Mask不透明

Held Out(ヘルドアウト)

FGが表示されます。
重なり部分のアルファはFG×(1-BG)になります。
よってBGのアルファが1のとき、重なり部分は削除されます。

Held Out半透明
Held Out半透明

Held Out不透明
Held Out不透明

Stencil(ステンシル)

BGが表示されます。
重なり部分のアルファはBG×(1-FG)になります。
よってFGのアルファが1のとき、重なり部分は削除されます。

Stencil半透明
Stencil半透明

Stencil不透明
Stencil不透明

Atop(ATOP)

FGをBGに重ねた状態でBGの範囲で切り抜かれます。

Atop半透明
Atop半透明

Atop不透明
Atop不透明

XOr(排他的論理和)

FGとBGともにアルファが1のとき、重なっていない部分のみに切り抜かれます。
それ以外のときは謎です😭🙏

XOr半透明
XOr半透明

XOr不透明
XOr不透明

📜まとめ

👻半透明のものをマージすると結果が予測しづらいので
完全に不透明にしてからマージした方が使いやすいと思います🐼

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