エンジニア1年目の自分に薦めたい技術書13選
最近、これからエンジニアを目指す方や、駆け出しエンジニアの方とお話しする機会が増えてきました。
私が駆け出しの頃、どの本を読めば良いか悩むことが多かったので、その当時の自分に薦めるとしたら、どれが良いかなという視点で13冊の技術書を選びました。
私自身そうでしたが、最初は入門書であっても理解しづらい部分が多いと思います。
最初から全て理解しようとせず、何か1つでも新たな知識が増えればいいな、という軽い気持ちで読んで欲しいです。
これからWebエンジニアを目指す方や、駆け出しエンジニアの方の参考になれば幸いです。
全員におすすめ
プログラマー脳
何か1冊だけおすすめするとしたらこちらを選びます。
経験が浅いエンジニアだけでなく、ベテランエンジニアにも読んで欲しい本です。
駆け出しの頃は特に、「自分は他の人よりも頭が悪いから理解が遅いんだ」という考えになりがちですが、この本を読むと理解が遅い原因と対策法が分かるようになると思います。
様々な分野に応用できる効率的な勉強方法や、マルチタスクの影響、後輩指導の方法など、面白いテーマが数多く用意されています。
私のエンジニア人生を変えた本と言っても過言ではないです。
プログラマの数学
プログラマーが日々のプログラミングをよりよく理解するための本です。
私はこの本を読んで、大きな問題を小さく分けて考える癖がつきました。
日々の業務に役立っています。
数学が苦手な人でも読みやすいと思います。
1週間でシステム開発の基礎が学べる本
開発の流れとその内容を分かりやすく説明している本です。
SIerやSESとは何か、プロジェクトマネージャーは何をするのか、プログラマーとSEは何が違うのかなど、誰もが押さえておく必要がある知識を身につけることができるので、特にこれからエンジニアになる人におすすめです。
プロになるためのWeb技術入門
私達が日常的に利用しているWebアプリケーションに関する知識を身につけることができます。
具体的には「URL」や「HTTP」、「Cookie」などについて学べます。
イラストが多く、非常に読みやすい本です。
ネットワークはなぜつながるのか
ブラウザにURLを入力してから、Webページが表示されるまでの流れを学べる本です。
今回紹介する技術書の中ではやや難しめですが、Webエンジニアとしてネットワークの知識は必須だと感じるので、ネットワーク全体を学べるこの本を選びました。
リーダブルコード
紹介するまでもないくらい有名な本です。
タイトルの通り、読みやすいコードを書くための技術がこの1冊に詰まっています。
200ページ程度なので、他の技術書と比べて負担が少ないのも良いです。
リファクタリング
私が最初に関わった案件は、機能改修・追加がメインで、既にかなりの量のコードが書かれていました。
1つの関数が1000行近くあったり、似たようなコードがあちこちで見られたり、とリファクタリングすべき点が数多くありましたが、何をどのように進めていけばよいか分かりませんでした。
その時に先輩から紹介してもらった本です。
リファクタリングの方法を学ぶことができます。
イラストでそこそこわかるLinux
Linuxの基礎知識は、駆け出しエンジニアが学ぶべき分野の1つだと思います。
以前は『新しいLinuxの教科書』をおすすめしていたのですが、こちらの方が初学者向けで分かりやすいです。
スッキリわかるSQL入門
SQLも駆け出しエンジニアが学ぶべき分野の1つだと思います。
データベースの概要から丁寧に説明されているので勉強しやすいです。
スッキリわかるシリーズはSQLの他にも、JavaやPythonなどが出版されているので、自分に合うようでしたら、プログラミング言語を学ぶ際の候補にしても良いかもしれません。
Pythonを使う人向け
独習Python
変数からオブジェクト指向まで網羅的に分かりやすく解説されています。
これ1冊マスターすればPythonの文法についてはおおよそ問題無いレベルになると思います。
私が所持している本の中で、一番読み返している回数が多い本です。
きれいなPythonプログラミング クリーンなコードを書くための最適な方法
Pythonの基礎文法を一通り学習した人におすすめです。
きれいなコードを書く習慣は最初からつけておくべきだと考えています。
しかし、勉強をし始めたばかりの頃は、そもそも何がきれいなコードで、何が汚いコードなのか分からないと思います。
この本は、どのような書き方がダメで、どのような書き方が良いかを明示してくれているので、非常に読みやすいです。
AWSを使う人向け
AWSの基本・仕組み・重要用語が全部わかる教科書
AWSの全体像や主要サービスの特徴が解説されています。
最初から全て理解しようとするのではなく、気になるサービスについて調べる時に参照するのが良いと思います。このサービスは何だっけ?という時にサッと調べられるので、AWSの資格を受けようと思っている方は手元にあると安心かもしれません。
ある程度分厚い本(536ページ)ですが、詳細まで解説されているわけではないので、実際の業務で扱うサービスについて深く理解したい場合は、後述するAWS サービス別資料を確認するのが良いと思います。
AWS Lambda実践ガイド
LambdaはPythonの開発で非常によく使われるサービスなので、PythonとAWSに関わる人は読んでおいて損は無いと思います。
S3やAPIGatewayなど、Lambda以外の頻出のサービスも数多く紹介されています。
ハンズオン形式で学べるので記憶に残りやすいです。
おまけ(本以外)
Git
GitはWebエンジニアとして必須知識です。
こちらのYouTube動画が非常に分かりやすいです。
【Git入門講座 合併版】この動画1本でGitとGitHubの基礎をゼロからマスター!【初心者向け】
Atoder
プログラミングの練習におすすめです。
より効率的なコーディングを意識できるようになります。
ChatGPT
生成AIを使うか使わないかで学習効率は何倍も違うと思います。
積極的に活用しましょう。
AWS サービス別資料
AWSサービスについての資料。
私自身、分からないことがあった時はこちらで検索することが多いです。
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