【Junk】BIOSロックされた第11世代ノートPCを救いたい
こんにちは!『麦ちゃーはん』です。
今回は、ジャンク品として購入したノートPCを修理していきます。
修理するノートPCのスペック
CPU:Core i3-1115G4
メモリ:8GB
ストレージ:128GB
9800円で購入。
CPUはCore i3の第11世代となっており、正常に動作すれば現役で使用できる性能です。
BIOSロックとは
このPCがジャンク扱いとなった理由である「BIOSロック」とは、マザーボードに搭載されているプログラムである「BIOS」が使用できない状態を指します。
今回のPCの場合、以下のように表示されました。
BIOSをよく知らないという方は、ドスパラさんのサイトに分かりやすく書かれていますので、ご覧ください。
BIOSロックを解除するにはパスワードが必要ですが、中古品として手に入れた場合はそのパスワードを知る手立てがありません。そのため、別の方法でロックを突破します。
修理の方針
方針1
BIOSロックに真っ向から立ち向かう場合、考えられる方法は「CMOSクリア」です。CMOSクリアはマザーボードを初期化する方法であり、これを行えばBIOSロックも消えると考えられます。しかし、CMOSクリアを行うにはノートPCを一部分解して、電池を外すなどする必要があり、手間がかかります。
方針2
こちらは、BIOSロックの状態を甘んじて受け入れ、OSをインストールすることで使用可能な状態にする方法です。BIOSは使用不可の状態が続くものの、方法1に比べて簡単です。今回はBIOSが使用できなくても問題ないので、こちらの方法を採用します。
Windows11に対応するCPU
今回インストールするOSは、「Windows11」です。Windows11に対応するIntel製のCPUは第8世代以降のものに限られます。Windows11に対応するCPUについて詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。
OSのインストール
OSのインストールには、インストールメディアが必要になります。今回使用するOSはWindows11ですので、Microsoft公式のメディア作成ツールを使用します。
必要なもの
・USBメモリ(8GB以上)
・既にWindows11がインストールされているPC
手順
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既にWindows11がインストールされているPCで、上記のサイトにアクセスし、メディア作成ツールをダウンロードする。
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用意したUSBメモリを、既にWindows11がインストールされているPCに挿す。
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ダウンロードしたメディア作成ツールを起動する。
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できあがったインストールメディア(USBメモリ)を外し、Windows11をインストールしたいPCに挿す。
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Windows11をインストールしたいPCを起動する。
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指示に従う。
起動確認
無事Windows11を起動することができました。ライセンスも認証されています!
おわりに
今回の対処方法を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、「BIOSロック」は通常の使用において特に問題を引き起こすものではありません。つまり、ジャンクとして扱うには非常に惜しい状態なのです。もしこのようなPCを見つけた際には、ぜひ修理に挑戦してみてください。
ここまでお付き合いいただき、心から感謝いたします!
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