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YOLO のリポジトリをクローンして学習させる手順
こんにちは!『麦ちゃーはん』です。
備忘録として、YOLOのリポジトリをクローンして学習させる手順をまとめておきます。
リポジトリのクローン
git clone https://github.com/ultralytics/yolov5.git
まず、YOLOのリポジトリをクローンします。今回クローンするモデルは、YOLOv5にしました。
yolov5ディレクトリに移動
cd yolov5
yoloのファイルにアクセスするために、リポジトリを移動します。
必要なライブラリをインストール
pip install -r requirements.txt
これで必要なライブラリを一括インストールします。
データセットのディレクトリ構造
以下は、学習用データセットのディレクトリ構造です。
dataset/
├── images/
│ ├── train/
│ │ ├── image1.jpg
│ │ ├── image2.jpg
│ │ └── ...
│ └── val/
│ ├── image3.jpg
│ ├── image4.jpg
│ └── ...
├── labels/
│ ├── train/
│ │ ├── image1.txt
│ │ ├── image2.txt
│ │ └── ...
│ └── val/
│ ├── image3.txt
│ ├── image4.txt
│ └── ...
└── data.yaml
yamlファイル
以下は、yamlファイルの内容です。自身のデータセットに合わせて書き換えてください。
# データセットのルートディレクトリ(全体の基準となるパス)
path: 〈datasetのパス〉
# トレーニングデータの画像が保存されているサブディレクトリ
train: images/train
# 検証データの画像が保存されているサブディレクトリ
val: images/val
# クラス数(検出するオブジェクトの種類の数)
nc: 3
# クラス名のリスト(検出対象のオブジェクト名を定義)
names: ['class1', 'class2','class3']
学習開始コマンド
python train.py --data 〈任意のyamlファイルのパス〉 --cfg yolov5s.yaml --weights yolov5s.pt --epochs 150 --batch-size 32 --img 640
学習を実行するコマンドの例です。
〈yamlファイルのパス〉では、作成したカスタムデータセット用のyamlファイルを指定しています。
学習には、YOLOv5sを用いています。
モデル検証コマンド
python detect.py --weights 〈任意の重みファイルのパス〉 --source data/images --img 640 --conf 0.25
学習によって作成したモデルを検証するコマンドの例です。
〈重みファイルのパス〉では、学習して出来上がったbest.ptなどのファイルを指定します。
おわりに
今回は YOLOのリポジトリをクローンして学習させる手順についてまとめました。
自分用のメモが中心で、箇条書きの形式にはなってしまいましたが、皆さまのお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただき、心から感謝いたします。
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