Language Server Protocol の仕様 及び実装方法
Language Server Protocol通称LSPの仕様と、各機能をどうやって実装したら良いかの指針を示します。 対象読者 * 言語処理系を実装する人/したい人 * Language Serverを実装する/したい人 * LSPに興味がある人、日本語のまとまった情報源を探している人 * Language Serverがエディタの裏でどのようなことをしているのか気になる人 本書で解説される機能は以下の通りです。 * Diagnostics (検査) * Completion (補完) * Inlay hint * Hover * Goto definition (定義へ移動) * Find references (参照を表示/移動) * Rename (名前変更) * Code actions * Code lens * Signature help * Command * Document symbol * Workspace symbol * Call hierarchy * Folding range * Workspace configuration 本書は2023年10月現在の最新バージョンであるLSP 3.17の内容に基づき執筆されています。新しいバージョンで変更点等があれば随時更新します。 なお、本書はサーバーサイドの実装をメインに取り扱います。クライアントサイド(エディタ)の実装に関する言及はほぼありません。予めご了承ください。 (本文は全編無料公開しますが、有料購入していただけると非常に励みになります。やる気を出して増補するかもしれません。) * 更新履歴 2023/10/1: 本文公開 2023/10/4: semantic tokensの章と付録2(簡易言語のLanguage Serverを作る)を追加 * サポートページ 本書の内容に誤りや不足がある場合は、GitHubのリポジトリ(https://github.com/mtshiba/lsp-book)からissueとして報告していただくか、Pull Requestを送っていただけると幸いです。 質問等があればdiscussionsからお気軽にどうぞ。 Zennの読者コミュニティ(兼Q&A置き場)(https://zenn.dev/mtshiba/scraps/4a8250a0d38103)からも質問できます。
序文
はじめに
LSP概観
Diagnostics
Completion
Inlay Hints
Hover
Goto Definition
Find References
Rename
Code Actions
Code Lens
Signature Help
Execute Command
Document Symbol
Workspace Symbol
Call Hierarchy
Folding Range
Semantic Tokens
Workspace Configuration
付録
付録2: 簡易言語のLanguage Serverを作る
索引
- 公開
- 本文更新
- 文章量
- 約121,379字
- 価格
- 800円