Open Manusを使ってみた
Manusとは
Manus AIは、中国のスタートアップ、Monicaによって開発された完全自律型のAIエージェントです。このエージェントは、ユーザーの指示を受けて、複雑なタスクを独立して実行する能力を持ちます。例えば、履歴書のスクリーニング、物件の調査、株式の相関分析など、多岐にわたる作業をこなします。Manusは、AnthropicのClaude 3.5 SonnetやAlibabaのQwenモデルなど、既存の大規模言語モデルを活用しており、その性能はOpenAIのDeep Researchモデルを上回るとされています。 現在、Manusは招待制のプライベートテスト段階にあり、その革新的な機能に対する期待が国際的に広がり話題となっています。
Open Manusとは
OpenManusは、Manusの機能をオープンソースで提供することを目的とし、誰でも招待コードなしで利用できるようにすることを目指したプロジェクトです。
first commitから5日間でStarが30000件近くになるという凄まじいプロジェクトです。実際に検証してみた
今回は、Manusの公式サイトでデモされていた2番目のプロンプトを流してみました。
実際のManusの公式サイトのデモ動画
I'm looking to purchase a property in New York in a safe neighborhood with a low crime rate. I have two children - one in middle school and one in kindergarten - so access to quality schools is a priority for us. My wife and I have a combined monthly income of $50,000. Please help me identify suitable properties that meet these criteria, provide comparative analysis of their listings.
検証動画
面倒な方は、最初の1分くらいと最後の数秒くらいを見れば十分です笑
検証結果
検証動画としては、Gpt-4oの設定で試しました。
外部のサイトとinteractiveなやり取りができるという点は良かったです。
一方で、物件のサイトを表示した後のnext actionで詰まり、最後はfailとなりました。
また、上記の動画ではなかったですが、Gpt-4o-miniを利用すると、延々と同じActionを繰り返すという問題がありました。(つまり、同じActionを20回繰り返して、終了します)
感想
本家Manusの動画のような感動はなかったのですが、Open Sourceとして提供してくださっている方には本当に感謝です。
こうやってclosedになっている情報を解き明かそうとする人達がいると、技術の民主化が進みますね😄
Discussion