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The GitLab Handbook: Building High Performing Teams

リーダーにとっての最大の課題の 1 つは、パフォーマンスの高いチームを構築し、発展させることです。

GitLabでは、Drexler -Sibbet チーム パフォーマンス モデル を採用
- チームの結成
- チームの活動をガイドする
- チームのパフォーマンス監視
- チームの障害の診断・チームの成功の鍵の特定

7 つの段階
- オリエンテーション: なぜここにいるかを理解している。チームのアイデンティティを確立している。
- 信頼の構築: メンバー同士が尊重しあい、オープンで信頼に基づく関係ができている。
- 目標の明確化: 最終状態のビジョンが明らかになれば、前提が明確になる。
- コミットメント: チームの意思決定・作業の方法を理解している。
- 実行: だれがいつ、なにをやるかが決まっていれば、共通の目標のために効果的に行動できる
- 高パフォーマンス: チームが成果を上げている。目標を達成する。
- 改善: チームに評価が与えられ、功績を称える。学びを振り返り、将来に活かす。

ステージ1: オリエンテーション
具体的な回答すべき質問
- なぜチームが存在するか?
- チームに何が期待されているか?
- その仕事はあなたにとって価値があり、意味のあるものか?
- あなたのスキルはどのように活かせるか?
- どうすれば最大限の貢献ができるか?
マネージャーのタスク
- チームの目的/使命を文書化し、チームメンバーと一緒にレビューを行う
- 新しいチームメンバーが入ったら、すぐに1on1を設定し、チームのミッションと目標を説明する
- 新しいチームメンバーにメンターを割り当て、チームに慣れるのを助ける
- 初めからチームへの明確な期待値を設定し、今のチームがモデルのどの位置にあたるかを考えてもらう

ステージ2: 信頼の構築
具体的な回答すべき質問
- ほかの人はあなたに何を期待していますか?
- チームメンバーは信頼できますか?
- チームメンバーは優秀だと感じますか?
- チームメンバーがどんな価値観や信念を持っていて、どんな目標に向かって行動しているか知っていますか?
- チームメンバーが人間関係に求めるものを理解していますか?(コミュニケーションスタイル・どんな方法でフィードバックすればいいか・ストレスや不快感を感じる場面)
- チームメンバーに隠し事や裏の思惑はあると思いますか?
マネージャーのタスク
- チームメンバーに 1 ~ 5年後の自分の姿を共有してもらう
- 相互理解のワークを実施する (性格診断, ストレングスファインダー, ソーシャルスタイル)
- チームメンバーに苦手なことやユニークな特性を明らかにしてもらう
- チームメンバーにスキルや知識のプロフィールを作成してもらい、チームで共有する
- チームの基本ルールとコミュニケーションプロトコルを確立する
- 四半期ごとにチームの目的/使命を再度レビューし、進捗状況を確認する。

ステージ 3: 目標の明確化
具体的な回答すべき質問
- 私たちの目標は何ですか?
- 将来の成功をどのようにイメージできますか?
- 成功のためのオプションや代替案は何だと思いますか?
マネージャーのタスク
- チームメンバーにインスピレーションを与えるチームビジョンを一緒に作る
- SMART (具体的、測定可能、達成可能、現実的、時間厳守)なチーム目標を策定する
- 1on1でメンバー一人一人のパフォーマンスがチームの目標とどのように結びついているかを話しあう。チームメンバーについてその評価を尋ねる。

ステージ4: コミットメント
具体的な回答すべき質問
ステージ3と同じ
マネージャーのタスク
- チームの意思決定すべきポイントをすべてまとめ、各決定の責任者を指定する。
- 責任を文書化し、伝達する
- 個々の役割を定義して文書化する。チームメンバーがその役割ついて抱く疑問や前提条件の違いを解消する

ステージ5: 実行
具体的な回答すべき質問
- チームに十分に明確な手順がありますか?
- チームの進捗状況をどのように確認できますか?
- より最適なやり方の順序はありますか?
- 手順をより明確にするにはどのようにすればいいと思いますか?
- チーム内でどのようにコミュニケーションを行い、調整できていますか?
- パフォーマンスの良し悪しはどのように測定していますか?
マネージャのタスク
- ハンドブックの最初の操作手順を文書化して伝える
- チームのパフォーマンス指標を文書化して伝える
- 個々の目標を明確にして伝え、期待を示し、目標に対する責任を持たせる
- Gitlabのスケジュールとトラッカを利用し、チケットに人を割り当てる
- チームのパフォーマンスと実行について、上級リーダーから意見を定期的に求め、そのフィードバックをチームで共有する

ステージ6: ハイパフォーマンス
具体的な回答すべき質問
- チームは良い状態だと思いますか?素晴らしい状態を目指していると思いますか?
- チームはこれ以上にクリエイティブになることができると思いますか?
- チームメンバーがチームリソースを最大限活用するにはどうすればいいと思いますか?
- チーム内でお互いにサポートしあえていると感じますか?
マネージャのタスク
- どのような高いパフォーマンスが求められるかを定義する。四半期ごとに期待を上回ったかどうか振り返る
- ”より付加価値をもたらすために他にできることがありますか?”などチーム会議で議論する
- チームでの事後レビューと報告会を実施し、何を学び、どうすればよかったかを考える

ステージ7: 改善と続行
具体的な回答すべき質問
- 今の仕事はあなたの興味やスキルに適合していますか?
- 今の仕事に満足していますか?
- ふさわしい評価を受けたと思いますか?
- チームの成功を十分に祝えていると思いますか?
- チームは燃え尽きていませんか?
- チームにどんな変化ができると思いますか?そのためにどんな準備をしていますか?
マネージャーのタスク
- 四半期ごとに、各チームメンバーにチームのパフォーマンスを向上させる方法について少なくとも一つのアイデアを提示してもらう
- 定期的にメンバーと議論して、今の仕事へのエンゲージメントレベルや他に何を学びたいかを聞き、その能力開発の機会をどのように役割に組み込むことができるかを検討する
- チームと個人の成果を四半期ごとにレビューし、コーチングを行う
- 経営幹部がチームを評価する機会を特定する
- Slackで個人的な感謝のメッセージを書く
- チームメンバーをほかのチームにローテーションできる機会を特定する
このスクラップは2023/10/16にクローズされました