2021/08 Ubuntu (または Linux mint) をインストールする際のメモ
久しぶりにサーバー機を作成しました。
色々ハマったので個人的なメモ。
構成
パーツ名 | 商品名 |
---|---|
CPU | Core i3 10105 BOX |
マザボ | TUF GAMING B560M-PLUS |
メモリ | SanMax SMD4-U16G48H-24R-D 16GB(8GBx2枚組) |
ストレージ | Kingston SNVS/500G |
電源 | Corsair Platinum CP-9020181-JP |
インストール
UEFI ( BIOS ) の設定
インストールの際、以下を変更。
- CSMの設定
- UEFI モードにしました
- セキュアブート
- OFF にしないと後々説明するネットワークドライバをインストールできませんでした
ブートメニューを編集
DVD や USB メディアを本体につなげて起動すると最初に以下の画面が出てくると思います。
* Start Linux Mint ~
...
...
ここで、 キーボードの E
を押して編集画面に入り quiet splash
を nomodeset
に書き換えます。
書き換え後の画像は以下を参照。
書き換え後は F10 を押して抜けます。
この手順を行わないと画面が真っ黒で何も表示されませんでした
インストール後に再度、ブートメニューを編集
再起動後、 ECS
キーを連打します。
Shift
連打とか見かけますが、私は出来ませんでした。
GRUB プロンプトが表示されてしまった場合は normal
と入力し、Enter
その後、すぐに1度だけ ESC
を押す。
gurb> nomarl <Enter>
ブートメニューが表示されたら E
を押して編集画面に入り quiet splash
を nomodeset
に書き換え、 F10
で抜ける。
ブートメニューの恒久対応
OS 起動後に sudo vi /etc/default/grub
で quiet splash
を nomodeset
に変更しました。
...(省略)
GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT_STYLE=hidden
GRUB_TIMEOUT=0
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT=""
- GRUB_CMDLINE_LINUX="quiet splash""
+ GRUB_CMDLINE_LINUX="nomodeset"
...(省略)
保存後
$ sudo update-grub2
ネットワークドライバのインストール
TUF GAMING B560M-PLUS の NIC は Realtek の r8125 でした。
こちらはデフォルトではドライバが入っていないので自分でインストールする必要がありました。
Linux Mint は以下でインストールできるのですが、 Ubuntu はビルドに必要なパッケージがありませんでした...
Ubuntu の場合は同じカーネルの Ubuntu を VM にインストールしドライバを作成して持っていくか、USB の Wifi アダプタを用意してビルドに必要なライブラリをインストールしてから作業するしかないです。
ネットワークにつながるマシンで作業
-
Realtek のサイト から
2.5G Ethernet LINUX driver r8125 for kernel up to x.x
(x.x にはカーネルのバージョンが入る)をクリック - メールアドレスを入力
- Captcha 認証の画面に飛ぶので入力
- ダウンロードしたドライバ、今回は「r8125-9.005.06.tar.bz2」を USB メモリなどに入れて Linux 機に移動する
Linux 機
- r8125-9.005.06.tar.bz2 を解凍する
$ tar -Jxvf r8125-9.005.06.tar.bz2
- ドライバをインストールする
$ cd r8125-9.005.06 $ sudo bash autorun.sh
- インストールが成功するとネットにつながる
ドライバのインストールに失敗(ネットワークが認識しない)する場合
- セキュアブートの設定を OFF にする
- LockDownを無効化
$ sudo -i # echo 1 > /proc/sys/kernel/sysrq # echo x > /proc/sysrq-trigger
余談: 組み立てでハマったところ
m.2 SSD が認識しない
SATA HDD をたくさん積む予定だったので、 PCI-E 接続の mvme を OS 用のストレージにしたのですが、TUF GAMING B560M-PLUS の CPU 側の M.2 スロットは
1× M.2 スロット (M.2_1、Key M、type 2242/2260/2280 SSD対応、ヒートシンク付き(取り外し可能)、PCIe Gen4×4(64Gb/s)接続をサポート ※第11世代CPU直結スロットの為、第10世代CPU搭載時は使用できません)
との事でした。公式のページでは見つけれなかったのですが、 ark さんのページ に書いてありました。
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