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Windows10 ESU適用でハマった話
はじめに
Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了いたしました。
諸々条件を満たせば、 「拡張セキュリティ更新プログラム(Extended Security Update:ESU)」の適用で、1年間の延命が可能です。
とある業務で、これが適用できず四苦八苦しましたので、メモしておきます。
事象
公式URLに記載されている下記コマンドで、適用が可能なので、
一連のコマンドをbatファイル化して実行したところ、
slmgr.vbs /ipk <ESU MAK>
slmgr.vbs /ato <Activation ID>
エラーコード:0x80072F8F が出力され、適用できませんでした。
複数台端末に適用し、ある特定の端末のみ上記のエラーが出ている状況でした。
環境
適用に成功・失敗した環境はいずれも同一ドメインに参加しています。
ライセンスは購入しています。
切り分け
諸々調べて、以下の内容を確認しました。
※さすがに問題ないことばかり…。
1.時刻同期確認
→問題無し
2.前提となるWin10のバージョン、更新プログラムが適用されているか確認
公式サイトの「前提条件」より
Windows10、バージョン22H2(OSビルド 19044.5131 および 19045.5131)、
KB5046613以降の累積更新プログラムが適用されていることが前提とのこと
→問題無し
3.名前解決
→問題無し
結論
失敗する端末に、ESU適用のために接続するURLで利用されている中間証明書がない
→なぜそうなっていたのか理由は不明ですが、
端末で保持している中間証明書のリストの中に、
「Microsoft Secure Server CA 2011」がありませんでした。
この証明書をインポートして再適用したところ、うまくいきました。
おわりに
余裕で終わるだろ~って思っていたら、思わぬところで苦戦してしまいました。
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