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(VoiceOver)Xcode 13以降のバージョンでInfo.plistを設定する
はじめに
この記事ではVoiceOver(スクリーンリーダー)を利用してXcodeを設定する手順を説明します。視覚に障害のある方のお役に立てれば幸いです。なお、以下の環境で動作確認しました。
- macOS 12.1 Monterey
- Xcode 13.2.1 (13C100)
Info.plistが存在しない?
Xcode 13以降のバージョンではInfo.plistの代わりに*.xcodeproj
に設定が保存されるようになりました。そのため新規プロジェクトを作成するとInfo.plistが含まれなくなりました。
Info.plistはただのXMLファイルです。今まではテキストエディタで直接編集することが可能でした。しかし、Xcode 13以降のバージョンで新規プロジェクトを作成すると、その方法は使えません。
そこで、この記事ではXcode 13以降のバージョンに対応した設定手順を説明します。
設定手順
例として、マイクの使用許可(NSMicrophoneUsageDescription)を設定する手順を説明します。
- Xcodeを起動してNavigator→Projectテーブルに移動して、一番上の行(プロジェクト設定)を選択する。
- Infoタブを選択する。(記事を投稿した時点ではGeneral→Signing & Capabilities→Resource→Infoの順番でタブが並んでいる)
- VoiceOverカーソルを移動してCustom iOS Target Propertiesの中に入る。
- Custom properties outline viewテーブルの中に入る。
- テーブルの一番下の行にVoiceOverのカーソルを移動する。
-
VO-Shift-M
を押してメニューを開く。 - Add Rowを押す。
- コンボボックスの入力状態になるので
NSMicrophoneUsageDescription
と入力する。 - 正しく入力できた場合は「Privacy - Microphone Usage Description」という表示に切り替わる。
- VoiceOverカーソルをValueカラムまで移動する。
-
VO-Shift-Space
を押すと入力状態になるのでマイクの使用目的を入力する。
話は脱線しますが、相変わらずXcodeのテーブルは読み上げが不安定です。VoiceOverカーソルを移動すると意図しない場所の読み上げをしたり、カーソルが特定の要素から移動できなくなったりします。なにか文字を入力する場合は事前にコピーしておいて、Command-V
で貼り付けるのが最も確実です。
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