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2025-08-24から発生していたGemini 2.5 Flash Native Image Generationの誤課金について

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概要

  • 追記 2025-08-28: Google Cloudダッシュボード上の支払い画面から該当の誤課金が消えました。これにて今回のトラブルは完全に解決しました。
  • 追記 2025-08-27: 誤課金は停止したようです。ただし、支払いの画面には項目が残っています。Gemini 2.5の画像生成がリリースされる前触れだったのかもしれませんね。

Vertex AIではなくGoogle AI StudioのGemini API(generativelanguage.googleapis.com)の話題です。2025年8月24日頃からGoogle Cloud側の不備により、間違った請求が発生しているようです。

Google AI Studioステータスダッシュボードの表示:

Aug 24, 2025 A bug in the billing system is causing erroneous charges on 'Gemini 2.5 Flash Native Image Generation' for some users. All such charges will be refunded.

https://aistudio.google.com/status

フォーラムでの報告:

Logan_Kilpatrick Google: Added an incident to the status dashboard, all charges for this will be refunded asap, sorry for the hassle here:

https://discuss.ai.google.dev/t/gemini-api-cost-suddenly-skyrocketed/99479/13

時系列

  • 2025-08-24 11:00 予算75%到達のアラートが届く。その数時間後に予算100%到達のアラートが届き、普段とは異なる不審な課金が発生していると判断して調査を開始した。
    • Google Cloudダッシュボード→お支払い→見込み課金額→詳細を表示すると、身に覚えのない以下の項目に対して課金が発生していた。
    • Generate_content image output token count for Gemini 2.5 Flash Native Image Generation
    • SKU ID 2A8D-CD62-0E04
    • この時点で3,600円ほど利用したことになっていた。
  • 2025-08-24 21:00 クレデンシャルが漏洩した様子もなく原因不明だったため、応急処置としてAPIキーを削除し、ダッシュボードの「APIとサービス」からGemini APIを無効化して様子を見ることにした。
  • 2025-08-25 05:00 APIが無効化されているにもかかわらず課金が続いている。記事冒頭の身に覚えがない課金が発生しているとのフォーラムでの報告を発見した。不正アクセスではないと判明して一安心。
  • 2025-08-25 08:00 予期しない課金が停止されたことを確認した。ただし、支払いの表示には誤課金の項目が残り続けている。
  • 2025-08-25 09:00 チャットでサポートに問い合わせを行い、Gemini 2.5 flashの画像生成リクエストは予期しないものである旨を伝えた。Google Cloud請求システムの不備であり、早急に誤課金の取り消しを行うとのこと。
  • 2025-08-25 15:00 Gemini APIを再び有効かした。

金銭が関係する問い合わせはチャットへ誘導する構造になっていて、問題をすぐに理解していただきました。個人で利用しているアカウントですが個人だからと言って適当にあしらわれることもなく、Google Cloudのサポートは好印象でした。

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