【Discord bot】レンタルサーバのセットアップまとめ
概要
Discord botをレンタルサーバ(このはVPS)上に立ち上げるまでの手順をまとめました。
メリット
- 低コストで運用できる(サーバ上に複数のbotを構築できる)
- 専用のIPがサーバに割り当てられるため、第三者要因でのレートリミットが発生しない
デメリット
- サーバの管理を行う必要がある
料金体系
公式サイトを参照してください。
botを稼働させるだけであれば、最低スペックの512MBで十分です。年間プランの場合、月300円程度で借りることができます。 私は、本スペックで10個以上のbotを稼働させています。
VPSの作成
選択するメニューをポイントを絞って解説します。
OS
メジャーなOSは「CentOS」or「Ubuntu」です。個人的には「Ubuntu」を選択したいところですが、「Ubuntu」は最低スペックが1GBしか選択できないので「CentOS」を選択します。
料金タイプ・プラン
お財布と相談し、好きなプランを選択してください。年間プランがおすすめです。
rootパスワード
サーバにログインするためのパスワードです。コンソール上から再設定できないので、必ず控えておきましょう。
追加オプション
隠れてしまっていますが、ここもサーバ立ち上げ時には設定しておきましょう。
セキュリティグループ
自PCからサーバへ接続するためにSSHで接続しますので、SSHを開けておく必要があります。そのため、セキュリティグループに「IPv4v6-SSH」を追加しておきましょう。(このはのコンソール上で良ければ開ける必要はありません。ただし、操作性が非常に悪いです)
本来であれば、SSHを開けておくことは望ましくありません(攻撃対象とされてしまうため)
SSH key
新規作成します。追加する際、プライベートキーのダウンロードのダイアログが表示されます。サーバに接続するためのキーですので、紛失しないように気をつけてください。
※ネームタグは以下で設定しておいてください。(のちの手順でコピペできるようにするため)
discord_bot_server_key
サーバの立ち上げ待機
決済まで済ませると、サーバの構築が開始されます。10分程度で立ち上がります。
ローカルPCから接続しよう
やるべきことは以下の通りです。
- ダウンロードしたSSH keyを移動する
- キーの権限を変更する
以下のステップで所定の場所にキーを移動します。
# .sshディレクトリの作成
mkdir ~/.ssh/
# ダウンロードしたキーの移動
mv ~/Downloads/discord_bot_server_key.pem ~/.ssh/
# 権限の変更(注:実施しないとSSHクライアントが読み込みを拒否します)
chmod 600 ~/.ssh/discord_bot_server_key.pem
これで準備は整いました。以下のコマンドでサーバにsshで接続します。
# 接続
ssh -i ~/.ssh/discord_bot_server_key.pem root@<サーバのIPアドレス>
※IPアドレスは以下の部分をコピペしてください
接続すると以下のようになります。
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