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ChromebookにVSCode+RooCode+MCPServerを導入する
この記事では、Chromebook上にVSCodeとAI支援ツール「RooCode」、DuckDuckGoのMCPサーバーを導入して開発環境を整える手順を解説します。LLMには現在無料で利用できるGoogle AI StudioのAPIを利用します。(2025/5/2現在)
1. ChromebookにVSCodeを導入する（＋日本語化）
① Linux環境の有効化
- Chromebookの設定を開きます。
- 右下の時刻をクリックして、「⚙️歯車アイコン」をクリックする
- 「ChromeOSについて」のページから「Linux（ベータ版）」を有効にします。
② VSCodeのインストール
-
VSCode公式サイトから
.debファイルをダウンロードします。 - ダウンロードしたファイルをダブルクリックでインストールできます。
③ VSCodeの日本語化
- アプリ一覧からVSCodeを起動します。
- VSCodeの左メニュー「拡張機能」から「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を検索してインストール
- インストール後「Restart」ボタンで再起動
2. ChromebookにDockerを導入する
以下はDocker公式リポジトリを使った導入方法です。LinuxのTerminalで以下のコマンドを実行します。
sudo apt update
sudo apt install ca-certificates curl gnupg lsb-release
sudo mkdir -p /etc/apt/keyrings
curl -fsSL https://download.docker.com/linux/debian/gpg | sudo gpg --dearmor -o /etc/apt/keyrings/docker.gpg
echo \
"deb [arch=$(dpkg --print-architecture) signed-by=/etc/apt/keyrings/docker.gpg] https://download.docker.com/linux/debian \
$(lsb_release -cs) stable" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/docker.list > /dev/null
sudo apt update
sudo apt install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-compose-plugin
sudo groupadd docker
sudo usermod -aG docker $USER
newgrp docker
3. VSCodeにRooCodeを導入する
- VSCodeを起動し、左メニューの拡張機能（四角が4つのアイコン）をクリック
- 「RooCode」と検索し、Roo Code 拡張機能をインストール
4. Google AI StudioでAPIキーを取得する
- Google AI Studio にアクセスし、Googleアカウントでログイン
- 左メニューから「APIキーを取得」
- 利用規約に同意し、APIキーを作成 → コピーして保存
5. VSCodeのRooCodeにGoogle AI StudioのAPIを設定する
- VSCodeの左側メニューからRooCode(カンガルーアイコン)をクリック
- RooCodeの「⚙️歯車アイコン」をクリック
- 「設定プロファイル」横の「＋」で新規作成
- APIプロバイダー：「Google Gemini」
- 「Gemini APIキー」にAPIキーを入力
- モデル：「gemini-2.5-flash-preview-04-17:thinking」などを選択
- 言語：「日本語 (ja)」
- 「保存」ボタンをクリック
6. DuckDuckGoのMCP serverのDocker build
- LinuxのTerminalを起動して、適当なフォルダを作成します。
mkdir -p mcp
cd mcp
- githubからMCPサーバーのコードを取得して、ビルドします。
git clone https://github.com/nickclyde/duckduckgo-mcp-server.git
cd duckduckgo-mcp-server
docker build -t mcp/duckduckgo-mcp-server .
7. VSCodeのRooCodeにMCP Serverを登録する
-
RooCodeの「サーバーアイコン」をクリック
- 「MCPサーバーを有効にする」
- 「MCPサーバー作成を有効にする」 → チェックを入れる
-
「グローバルMCPを編集」をクリックすると、
mcp_settings.jsonが開きます。 -
以下の内容を
mcp_settings.jsonに記述して、保存します。
{
"mcpServers": {
"ddg-search": {
"command": "sudo",
"args": [
"docker",
"run",
"-i",
"mcp/duckduckgo-mcp-server"
],
"alwaysAllow": [
"fetch_content",
"search"
]
}
}
}
-
保存後、MCPサーバーの一覧に「ddg-search [global]」が追加されていればOKです。
-
以上、RooCodeの新規チャットから、以下のような質問をしてみると動作を確認できます。
- 質問例
- 「今日のニュースを検索して、一覧化してください。」
- 注意
- MCPサーバーが動作する際には、利用者が承認することが必要です。
- 煩わしい場合は「常に許可」を設定することで自動承認に切り替えることも可能です。
- 煩わしい場合は「常に許可」を設定することで自動承認に切り替えることも可能です。
- MCPサーバーが動作する際には、利用者が承認することが必要です。
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