📖デザインの普遍的な原則
「設計の普遍的な原則、改訂および更新(Universal Principles of Design, Revised and Updated)」の読書メモです
80/20の法則
大規模なシステムへの効果は2割の要素が要因
例:エラーは20%のモジュールで発生
例:組織の生産性の8割は2割の人間によるもの
正規分布との関係性がありそう(詳しくは不明)
アクセシビリティ
原則「特別な適応や変更を加えることなく、さまざまな能力の人々がデザインを使用できる」
アクセシブルなデザインの4特徴
- 知覚可能性
- 操作性
- シンプルさ
- 「許し(操作をミスってもカバーしてくれる)」
アドバンスオーガナイザー
先に全体像を示し、段階的に詳細を説明することで聞き手が理解しやすくなる
関連「ピラミッドストラクチャー」
美的-使いやすさの効果
見た目がいいものは 使いやすいかどうかに関係なく 実際に使われる可能性が高くなる
アフォーダンス
デザインによる「 うながし 」。ユーザーが自然と使い方を把握できるような作り
例
ドアにノブがついていれば開くタイプのドアだと人間は自然と認識する(=そのような意味をくみ取っている)
一方でドアに取っ手(手をひっかけるくぼみ)がついていればスライドするタイプのドアだと認識される
アラインメント
行ぞろえ/列ぞろえをすることで美的さアップ
揃えていない例
揃えた例
擬人化された形式
人と同じような特徴を商品デザインに備える事によって印象を変える事ができます。
丸みを帯びたデザインにすることで赤ん坊のような印象を与え、
角張ったフォルムにより男性的で攻撃的な印象付けが行えます
元型
神話や物語の中に繰り返し登場する普遍的なパターンの事。初出は心理学者のユング
元型に沿ったメッセージを使うことで自然とユーザーに響く可能性が高くなる。
エリアアライメント
オブジェクトの整列を行う際に円形や四角形などのシンプルな図形をそろえるのは簡単ですが、
そうではない複雑な図形をそろえる場合は重心が揃うようにする事で収まりのいい整列が行えます
魅力バイアス
魅力的な人に対してはその人の能力の評価がゆがむ(高く評価してしまう)認知バイアス。
イケメンと美女が基本的に得をするのはこのバイアスのおかげです
赤ちゃんの顔のバイアス
赤ちゃんの顔の特徴を持つ人や物を、成熟した特徴を持つ人よりも素朴で、無力で、正直であると見なす傾向があります
バイオフィリア効果
自然の景色や画像が豊富な環境は、ストレスを軽減し、集中力と集中力を高めます
銭湯の富士山もこれ
カテドラル効果
高い天井は抽象的な思考と創造性を促進し、
低い天井は具体的で詳細志向の思考を促進する効果
古典的条件付け
パブロフの犬🐶的な条件付けの事です
閉鎖(ゲシュタルト原則)
途切れている線をつないで認識したりする人間の特性。
漫画のコマとコマの間を自動で推測するのもこの特性が働いています
認知的不協和
人は、態度、考え、信念の一貫性を保つよう努めています。
認知的不協和は、 人の態度、思考、または信念(すなわち、認知)が対立するときに発生する精神的不快感の状態の事です。
不快感を解消するために認知や行動を変得る事があります。
色
共通の運命
同じ方向に移動する要素は、異なる方向に移動する要素や静止している要素よりも関連性が高いと認識されます。
確認
一貫性の原理
- 美的一貫性
- 機能一貫性
- 内部整合性
- 外部整合性
恒常
感覚入力の変化にもかかわらず、オブジェクトを不変として知覚する傾向。
制約
システムで実行できるアクションを制限する方法。
輪郭線バイアス
鋭い角度や点を持つオブジェクトよりも輪郭のあるオブジェクトを好む傾向。
コントロール
ユーザーの習熟度に応じてさいてきなUIを提供
秀丸エディタの上級者向け設定項目などがこれに当たる。