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TSKaigi Hokuriku 2025 参加レポート

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はじめに

MOSH株式会社でDevHR/技術広報をしている村山(@regisktakm)です。こちらの記事はMOSH Advent Calendar 2025 3日目の記事になります。

MOSHは、2025年11月23日ホテル金沢で開催されたTSKaigi Hokuriku 2025に、ゴールドスポンサーとして協賛・ブース出展を行いました。今回はそちらの参加レポートを残しておこうと思います。
https://hokuriku.tskaigi.org/


初の地方カンファレンス参加・遠征

TSKaigiは、日本国内のコミュニティの活性化を目指し、2024年より開催されている国内最大級の Typescriptのカンファレンスです。Typescriptを利用するエンジニアに向けて、実践的な開発知見から組織・プロダクトの話題まで、幅広いテーマを扱うイベントとして定着しつつあります。その熱意を背景に、地方ならではの距離感と温かさが感じられるイベントでした。

MOSHは「情熱がめぐる経済をつくる」というミッションを掲げ、予約・決済・会員管理・コミュニティなど、クリエイターの事業運営に必要な機能をオールインワンで提供しています。日頃からTypeScriptによるプロダクト開発で大きな恩恵を受けていることもあり、そのコミュニティに少しでも還元したいという思いと、プロダクトを支える技術組織としてさらに視野を広げたいという意図から、今回の協賛に至りました。

また、弊社はフルリモートの働き方をベースとしていることもあり、実際に関西・九州・東北エリアにもフルタイムメンバーのエンジニアが多数在籍しています。そういった背景もある中で、北陸という土地で多くの参加者と交流でき、とても貴重な時間と経験を得ることができました。

セッション・スポンサーLT

今回、MOSHはブース出展だけでなく、CfP採択いただいた30分のセッションとランチタイムスポンサーLTの2つ登壇する機会もいただきました。

Full-Stack TSでのマルチプロダクト基盤開発


セッションではVP of Technologyの鈴木が、『Full-Stack TSでのマルチプロダクト基盤開発』のタイトルで登壇しました。

MOSHでは、クリエイターの活動に必要な多様な機能を一つの世界観で提供するため、複数のプロダクトを横断して開発しています。決済、CRM、通知、メッセージ配信など、その範囲は多岐にわたり、それぞれに高度なドメイン知識と安定した技術基盤が求められます。MOSHが進める「マルチプロダクト×フルサイクル開発」の中で生まれる苦労と、Full-Stack TypeScriptで推進する技術的な判断の積み重ねとその裏側について語りました。

社内オペレーション改善のためのTypeScript


スポンサーLTでは、Technical Enablementチームの安達による『社内オペレーション改善のためのTypeScript』のタイトルでの登壇です。

MOSHでは、ユーザー数の拡大とともに、メール・LINEなど外部チャネルから寄せられる問い合わせが飛躍的に増加しています。これらの問い合わせは一度ヘルプデスクに集約されるものの、多くの工程が手作業のまま残っていました。外部APIのリクエスト・レスポンスやWebhookすべて型を定義し、Coding Agentを用いてAPIリファレンスを読み込ませ高速な開発フローを実現。また、Cloudflare Pages/Workers上にHonoを組み合わせた構成により、TypeScriptベースのアプリケーション開発において、開発体験の向上と業務改善の取り組みを紹介しました。

上記2つの登壇内容については、明日以降、Advent Calendarの中でそれぞれ本人から記事として詳細に語られる予定ですので、ぜひそちらもお楽しみに🙌

ブース企画

今回はブース出展にあたり、MOSHとして地方カンファレンス初参加ということもあり、北陸にちなんだMOSH限定ステッカーを作成しました。どれも好評でしたが、やはり金沢でのカンファレンスということもあり、鼓門ステッカーが1番人気でした。

ロジ周りはHRとして私がメインで担いつつも、これまでのカンファレンスの経験を通じて、また参加メンバーの皆さんの協力によって、準備・運営含め私たちも楽しみながら実施することができました。

ブリ・カニ・鼓門をモチーフにしたステッカー全国都道府県制覇を目指してます

さらに、今回はブースの企画としてチンチロMOSHサイコロくじを実施。サイコロの出目に応じてノベルティの配布、ピンゾロ(サイコロの出目が1・1)がでたら、豪華商品が当たる形式にしました。運営としては、ブースに来ていただく想定人数と出目の確率をそれぞれ出してもらい、景品の振り分けや景品想定数の割り出しの準備が地味に悩みました。笑 ただ、丼鉢にサイコロが転がる音で興味を持ってくださったり、実際に景品当たった方が自然にSNSへシェアしていただけるなど、企画・準備した立場としてもとても良い形でブース出展できたのではないかと思いました。

さいごに

今回のTSKaigi Hokuriku 2025への参加は、登壇を通じてMOSHの技術的な取り組みを紹介できただけでなく、他社の取り組み含めから多くの刺激を得る機会になりました。
初めての地方カンファレンス参加ということもあり、準備物の配送や当日の運営まで最初は不安もありました。しかし、実際に現地に足を運んでみると、TypeScriptコミュニティの熱量と共に、関西や北陸エリアの学生の方もいらっしゃるなど、MOSHとしてこれまで機会がなかった新しい接点を持つことができ、コミュニティの広がりと温かさを感じました。

カンファレンス後の社内打ち上げ。ご飯・お酒美味しすぎた..

男子校の修学旅行みたいですが...笑 雰囲気の良さが伝われば嬉しいです

登壇者だけでなく、技術広報チームメンバー、エンジニア、CTOと合わせて8名で参加しました。ぶっちゃけ旅費・交通費など考えるとかなり会社のお金も使っている中で、そういった事を許してくれる会社や、それ以上に現地で技術的な学びの機会や参加メンバーの一体感などは、MOSHという会社の良さだし、とてもかけがえのないものだと感じました。

もし今回の登壇内容や MOSHの技術的な取り組みに少しでも興味を持っていただけた方は、MOSH Tech Highlightsをぜひチェックしてみてください。

月1で配信している、MOSHの開発に関わる “いま” をまとめた技術ニュースレターで、新しいプロダクト開発の裏側や、エンジニアチームの取り組みを緩くお届けしています。

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総じて、TSKaigi Hokuriku2025参加し、充実した一日を過ごすことができました。今後もMOSHはTypeScriptの積極的な活用とTypeScriptコミュニティへ貢献を継続的に行っていきます。その他MOSH全体の技術広報活動・発信を積極的に取り組んでいきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

MOSH

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