AI支援付きPostgresサービスの「postgres.new」を触ってみた
はじめに
AI支援付きPostgresサービスの「postgres.new」を触ってみたので、その内容を共有します。
概要
ブラウザ内で利用できるPostgresサンドボックスにAI支援がついているサービスです。
サービスサイトはこちらです。
https://postgres.new/
OSSなのでGitHubでソースは公開されています。
AI支援がついているとは?
CSVファイルをアップロードするだけで、テーブルの作成やデータの挿入が自動で行われます。
クエリも自然言語で行えます。
サンプルデータ作成
せっかくなので、サンプルデータも生成AIに任せてみます。
DBのサンプルを作成したいので、プレゼンに適したテーブル案を考えてください。
プレゼンに適したサンプルDBのテーブル案をいくつか提案します。これらは一般的で理解しやすい例です:
- 顧客管理システム
- 顧客テーブル
- 注文テーブル
- ...
では「1. 顧客管理システム」のサンプルとなるデータをcsv形式で出力してください。
承知しました。「1. 顧客管理システム」のサンプルデータをCSV形式で作成します。以下に、顧客テーブル、注文テーブル、製品テーブル、支払いテーブルのサンプルデータを示します。
- 顧客テーブル (customers.csv)
id,name,email,phone,address
1,山田太郎,yamada@example.com,090-1234-5678,東京都新宿区西新宿1-1-1
2,鈴木花子,suzuki@example.com,080-2345-6789,大阪府大阪市中央区大手前2-2-2
3,佐藤次郎,sato@example.com,070-3456-7890,福岡県福岡市博多区博多駅前3-3-3
4,田中美香,tanaka@example.com,060-4567-8901,北海道札幌市中央区北4条西4-4-4
5,中村健一,nakamura@example.com,050-5678-9012,愛知県名古屋市中区栄5-5-5
- 注文テーブル (orders.csv)
id,customer_id,order_date,total_amount
1,1,2023-05-01,15000
2,2,2023-05-02,8500
3,3,2023-05-03,22000
4,1,2023-05-04,5000
5,4,2023-05-05,12500
試してみた
実際に試してみましょう。
利用するにはGitHubのアカウントが必要です。
サービスサイトにアクセスして、GitHubでSign inします。
Sign inが必要な理由も書いてあり、内部でOpenAIを利用しているため、無尽蔵にAPIを叩かれることが無いように、GitHubのアカウントが必要なようです。
右下のチャット形式のUIからサンプルデータの顧客テーブルをアップロードしてみます。
いい感じに作られましたね。
メール一覧を表示してもらいましょう。
ちゃんと表示されましたね。
注文テーブルもアップロードしてみます。
リレーションが自動で貼られました!
一番高い商品を買った人を聞いてみましょう。
正しい答えが返ってきました。
実行したクエリの確認もできるようです。
グラフも表示される
売上についてグラフ化してもらいましょう。
自然言語でお願いするだけでグラフ表示もできるようです。
データを上げるのは不安では?
データをアップロードするのは不安だという方もいるかもしれません。
データ自体はブラウザのIndexedDBに保存されるようです。
ただ、OpenAIのAPIを叩いているので、その部分ではデータを外部に送信することになります。
まとめ
PostgresサンドボックスにAI支援がついている「postgres.new」を触ってみました。
AI支援がついているので、SQLがわからない方でも簡単にデータベースを操作できるようになっています。
QuickSight Q でもこのようなことはできるはずですが、こちらは今のところ無料で試せるのがありがたいですね。
ちょっとしたPoCやデモ用に使うのにとても便利なので、機密情報を扱うわけではない場合は使ってみるといいかもしれません。
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