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AWS初心者がつい忘れる「課金リソース」まとめ

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AWSでお試しデプロイ後のリソース削除手順【課金対策】

AWSでアプリをデプロイした後、リソースを放置すると知らないうちに課金が続いてしまうことがあります😭

この記事では、使用した主なAWSリソースの削除・停止方法をまとめました。
特に学習目的で試した方は、不要なリソースは忘れずに削除しておきましょう!

✅ よく使われる課金リソースと削除方法

1. EC2インスタンスとEBS(ストレージ)

🔸 削除方法(インスタンス)

  1. AWSマネジメントコンソール → EC2
  2. 左メニュー「インスタンス」→ 対象インスタンスにチェック
  3. 「インスタンスの状態」→「インスタンスを終了」

📌 終了すると、アタッチされていたEBSボリュームも自動で削除される場合がありますが、個別に残っていないか確認しましょう。

🔸 残っていたEBSの削除

  1. 左メニュー「ボリューム」
  2. 不要なボリュームを選択 → 「アクション」→「ボリュームを削除」

2. Elastic IP(EIP)

🔸 未使用のEIPが課金対象!

Elastic IPはEC2にアタッチされていない状態で保持していると課金されます。

削除方法:

  1. EC2管理画面 → 「Elastic IP」
  2. 未使用のEIPを選択 → 「Elastic IP を解放」

3. RDS(使用している場合)

🔸 インスタンス削除方法

  1. RDS管理画面 → 「データベース」
  2. 対象インスタンスを選択 → 「アクション」→「削除」
  3. スナップショットの保存確認 → 不要ならチェックを外す

⚠️ スナップショットを保存するとストレージ課金が継続するため、学習用途では基本「保存しない」でOK。


4. S3バケット(使用している場合)

🔸 ファイルが残っていると容量分の課金が発生します。

削除方法:

  1. S3管理画面 → 該当バケットを選択
  2. バケット内のオブジェクトを「空にする」
  3. その後「バケットの削除」

5. CloudWatch Logs(自動的に溜まることが多い)

🔸 EC2やRDSのログが勝手に蓄積され、ストレージ課金が発生するケースあり。

削除方法:

  1. CloudWatch → 「ロググループ」
  2. 不要なロググループを選択 → 削除

6. セキュリティグループ・VPC・サブネット(任意)

🔸 課金対象ではありませんが、構成を整理したい場合は削除推奨。

削除方法:

  • 他のリソースが紐づいていなければ、VPC画面から削除可能です。

7. CloudFormationスタック

🔸 CloudFormationで構築した場合、スタックを削除しないと裏側のリソースが残る可能性あり。

削除手順:

  1. AWSマネジメントコンソール → 「CloudFormation」
  2. スタック一覧から不要なスタックを選択
  3. 「削除」ボタンでスタックと関連リソースをまとめて削除

💡「DELETE_FAILED」の場合、依存リソースが削除されていない可能性があるため、手動で順に削除を。


8. IAMユーザー・ポリシー・ロール

🔸 課金されないけど、テスト用に作ったIAMリソースも、放置はセキュリティリスクにつながります。

  • 不要なら削除、残す場合は最小権限に調整しましょう。

IAMユーザー削除

  1. 「IAM」→「ユーザー」→ 対象ユーザーを選択
  2. 「ユーザーの削除」

IAMポリシー・ロール削除

  1. IAMの「ポリシー」または「ロール」タブへ
  2. 不要なものを選択 → 削除

⚠️ 削除操作はルートユーザーまたは管理権限ユーザーで行うのが安全です。


9. Route 53(ホストゾーン・ドメイン)

🔸 Route 53 では、ホストゾーンを作成すると月額課金が発生します。

  • ドメインを購入した場合は、年間契約の更新も行われます。
  • DNSレコードだけでは課金は発生しませんが、「ホストゾーン」が残っていると毎月課金されます。

削除方法:

  1. AWSマネジメントコンソール → Route 53
  2. 「ホストゾーン」タブ → 対象ゾーンを選択 → 削除

💡 使っていないホストゾーンやテスト用ドメインは削除を忘れずに。

✅ まとめ

リソース種別 削除すべき理由
EC2 / EBS 稼働・保存コストが継続的に発生
Elastic IP 未使用でも課金対象になる
RDS / スナップショット ストレージ課金が発生
Route 53(ホストゾーン) 月額課金が発生する可能性がある
CloudFormationスタック 裏のEC2やVPCが残る可能性がある
IAMユーザー・ロール・ポリシー セキュリティ上のリスク
CloudWatch Logs 自動蓄積されて課金されることも
S3 保存容量・リクエスト数で課金対象

今回は、特に課金しっぱなしになりがちなリソースについてまとめました。
他にもAWSには多くの課金対象がありますが、まずはこのあたりを押さえておけば安心です。

これらのリソースをしっかり整理しておくことで、無駄な課金を防ぎながら、安心してAWSを学び続けることができます。
今後も無駄な課金を抑えて、効率的な学習を続けたいですね

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