エンジニアとしての1年目を振り返って、大切だと感じたこと4選
はじめに
エンジニアとして実際に働き始めて、1年が経ちました。
実際に現場で働いてみて感じた、
- エンジニアとして(いち社会人として?)大切だと感じたこと
- なぜ大切だと思うのか
- 自分なりの解決策の具体例
について、自戒も込めてまとめておきます。
疑問点を残さない
毎日、膨大な量の分からないことに出会います。技術的な知識、インターネットの知識、業務で使用している単語一つ一つなど…。
単語レベルであれば、すぐに調べて分かった気になるか、あるいは、理解しないまま放置しても目の前のタスクは消化できるかもしれません。
実際、最初の半年くらいは目の前のことを終わらせることに追われて、なんとなく分かったつもりになっている事も多かったように思います。
しかし、散々いろいろな記事等で書かれていることですが、アウトプットのないインプットはほとんど意味がありません。
つまり、ほとんどの人は、調べただけで理解することはできません。
外部へのアウトプットではなくても、自分だけが分かるメモ書き程度でも良いので、手を動かすことが大事だと思います。
具体的な解決策
- 少しでも分からないことがあれば、メモを取っておく
- 一日の終りに、メモに書かれていることを調査する時間をつくる
- 調査しながら、googleドキュメントなどに手を動かして書いていく
意識していることは、不明点をメモに書くときは、自分に対して徹底的に誠実になること、調べると同時に、とにかく手を動かしてアウトプットすることの2点です。
徹底的に分解して計画を立てる
タイトル以上でも以下でもありませんが、ひとつの作業をとにかく分解することが大切です。
最初の数カ月は、簡単な機能を実装するだけでも、大抵、見積もりよりオーバーしていました。原因を振り返りてみても、次のアクションに繋がる有効な振り返りができていませんでした。
ボトルネックとなる箇所を見つけるために、まずは計画段階で、徹底的なタスクの分解が必要であると感じました。
また、タスクを細かく分解することで、実行に移しやすくなるというメリットもあります。
具体的な解決策
- 徹底的に分解する
これくらいまで分解すると良いのでは、という一例として、自宅からオフィスまでの出社のタスクを分解してみます。
分解する際は、合わせて見積もり時間も書くようにしています。
ちなみに、記録はNotionを活用しています。(具体的な運用方法は気が向いたら記事にしてみます)
1. 玄関から駅のホームまで(5min)
2. ホームでの待ち時間(1min)
3. 目的地の駅までの電車の乗車時間(20min)
4. 目的地の駅から改札まで(1min)
5. 改札からオフィスまで(15min)
意識していることは、最初は徹底的に分解することです。
作業ログを残す
自分が、何にどれくらいの時間をかけているのか、は意外と把握できていないのではないでしょうか。例えば、30分の読書時間を確保できたとして、その間に何ページ読み進めることができるか、すぐに答えることができますか?
30分で読むことができるページ数を把握しておけば、1冊の本を読破するのに必要な時間が、かなり正確に割り出せます。
仕事を進めていく上で、自分の能力を正しく把握しておくことはとても大切です。そのために、作業にかかった時間を記録しておくことが必須になってきます。
また、後述する、振り返理の時間でも作業ログを残しておくことが役に立ちます。
具体的な解決策
- 一つ一つの作業が完了するごとに、作業にかかった時間を記録していく
先程分解した自宅からオフィスまでの出社タスクに記載していきます。
1. 玄関から駅のホームまで(5min)→(6min)
2. ホームでの待ち時間(2min)→(2min)
3. 目的地の駅までの電車の乗車時間(20min)→(20min)
4. 目的地の駅から改札まで(3min)→(2min)
5. 改札からオフィスまで(15min)→(18min)
振り返りの時間を作る
分解して計画→作業ログを残す
ことで、必要なデータは揃いました。
しかし、振り返りを行わなければ、改善に繋がりません。どんなに忙しくても、毎日振り返りの時間を確保し、改善点を洗い出していきます。さらに、翌日以降でどのようなアクションを起こすのか、まで定義できると良いと思います。
また、振り返りの時間は、人生の幸福度を上げるうえでも必須だと感じています。
今日の一日は自分にとって良い一日だったか、心身ともに健康になる過ごし方はできていたか、などを振り返ることで、自分にとって幸せな生活とはなにか、を見つめ直すきっかけになります。
日記を書いてみるのも良いかもしれません。
ちなみに、私はミーニングノートというものを書いています。
具体的な解決策
- 見積もりと実績の乖離した箇所、同じ作業でも過去の実績と乖離があるもの、の2点に該当するものをピックアップする(乖離は見積もりより良かったときも含み、乖離が大きいものから優先的にピックアップする)
- ピックアップした作業に対して、なぜ乖離が発生したかを分析し、改善アクションを洗い出す
- 翌日に改善アクションが実行できるようにする
まとめ
- 調査しただけで分かった気にならず、手を動かしてアウトプットする
- 分解して計画と見積もり→作業ログを残す→振り返り→改善アクションのサイクルを回していく。そして、回すための仕組みづくりに労力を割く
- 人生をより良くしていく振り返りも大切
おわりに
挙げてみると、自己啓発本で書かれているような内容になりましたが、試行錯誤しながら実際に肌で感じたことを書きました。
少しでも、なにかの参考になれば幸いです。
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