Todoリストの運用の失敗とその対策
この記事はモニクル Advent Calendar 2025の9日目の記事です。
はじめに
みなさんTodoリスト使ってますか?安定して継続して運用できていますか?
私は今までの人生で何度か使い始め、そして何度かやめています。
しかし、ここ最近は比較的安定して公私共にTodoリストを運用できています。
ここでは今までの失敗を振り返り、そして今回どう対策したかをふりかえりたいと思います。
なお、ここで扱っている内容は個人のタスク管理の話であり、チーム開発でのタスクはまた別であることを付け加えておきます。
失敗のパターン
自分の場合、おおむね以下の3つの理由でTodoリストの運用に失敗してきました。
まず1つ目は、Todoリストを使うことが習慣化されていないという問題です。
新しいTodoリストのアプリを入れたけど、日に日にアプリを開く頻度が減り、やがてフェードアウトするという経験を何度もしてきました。
次に2つ目は、Todoの登録が億劫という問題です。
いざやらなきゃいけないと思ったことがあっても、TodoリストにTodoを追加するのが億劫で自然と使わなくなるということがありました。
最後に3つ目は、Todoが多すぎて管理できなくなるという問題です。
意気揚々とTodoリストにTodoを追加したけど、結局管理がしきれなくなって使うのをやめたということもありました。
失敗のパターンへの対策
1つ目のTodoリストを使うことが習慣化されていないという問題は、毎日行っている繰り返しのタスクをTodoで管理することで、Todoリストを使うことが習慣づけられるようにして対応しました。
今日1日の予定をカレンダーで確認する、メールを確認する、自分宛のプルリクエストを確認する、といった日常的にやっていることを繰り返しのTodoとして登録します。
そして、毎日ゲームのデイリーミッションのようにこれらのTodoをこなしていきます。
これによりTodoリストを毎日見る習慣を維持できるようになりました。
2つ目のTodoの登録が面倒という問題は、Todoの登録の時間を別途とるようにして対応しました。
会議などで話しているときは雑にメモをするだけ、メールやチャットはスターやブックマークをするだけに留め、Todoの登録は後回しにします。
今までTodoリストを使っていたときは、思いついたら都度TodoリストにTodoを登録していました。
この思いついたらTodoを登録するというアクションが、何か作業をしている中でその流れを断ち切ってしまい、Todoを登録することに対するハードルになっていました。
思いついたときは最低限のメモに留め、Todoの登録や整理を別のタイミングにすることで、作業の流れを断ち切らずにTodoを管理できるようになりました。
3つ目のTodoが多すぎて管理することを諦めてしまう問題は、Todoを時間軸で整理することで対応しました。
直近でやる予定のないものは「あとでやる」のようなフォルダでも作ってそこに全部投げ込みます。
直近でやる予定のないことは目にする必要はなく、週一などで「あとでやる」フォルダを整理して、必要になったら引っ張り出せばいいのです。
そして「あとでやる」フォルダもいっぱいになったら、今度は「いつかやる」フォルダを作ります。
ここ数ヶ月の間に着手する見込みのないことは全部そこに入れます。
こうして目に入るTodoの量を減らすことで、大量のTodoに圧倒されることはなくなりました。
本質的には何も変わってないのですが、目に入る情報量が減るだけで気分はかなり変わります。
終わりに
Todoリストの運用の失敗とその対策をふりかえりました。
記事で特に具体的なツールについてはふれていませんが、Todoリストが長続きしないのはツールの問題ではなく使い方の問題だと思います。
もちろんツールにより得手不得手はありますが、使い方がうまくなければ何を使っても長続きしないと思います。
Todoリストを使ってみたけどあまり長続きしない、という方の参考になったらと思います。
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