JaSSTのおすすめ資料
概要
日本最大規模のソフトウェアテストのシンポジウムとしてJaSSTという活動があります。JaSSTでは基本的に発表資料はそのまま公開されるので、いつでも資料を確認することができます。
(一部発表者の都合で公開されない資料もあり)
その資料を良かった順にランキング形式にまとめました。また、今回トークセッション系はランキング外としています。(トークセッションの場合、資料を見るより当日のトークを聞く方が勉強になりますので)
完全に個人の独断と偏見による記載なので、あくまで参考程度に読んでいただければ幸いです。
1位 質とスピード
開発を早くしながら品質を保つ方法が記載されています。品質の中でも特に「保守性」に着目し、ソースコードの品質を担保することは、開発のスピードが上がり市場へのリリースを早くすることにつながります。
テストだけでなく、ソースコードの品質がどれだけ大事かを学びことができます!
また、毎年資料が更新されているため、最新版は以下となっています。
2位 はじめの一歩、やってみる現場改善
現場の品質改善を進めていくヒントが記載されています。内容としては、「カイゼン・ジャーニー 」に近い話となっており、それに追加して現場改善に必要な行動方針が著書の経験則からまとめられています。
私が現場の品質改善に利用する、バイブル的な資料となっています。
3位 もうちょっと楽に単体テストしませんか?
シフトレフトがはやり出し、テストもシステムテストだけでなく単体テストからきちんと取り組み必要があると感じさせる記事です。
こちらは「単体テストを自動化することによって品質を担保すること」、その重要性についてまとめられています。
4位 Markdown+plantUMLで保守性の高いドキュメンテーションをしよう!
いまだに設計書はExcelで作成する現場が多くありますが、修正が面倒なことが多くあります。そのため、別の方法でドキュメント化することで修正のしやすい状況を作り出した記事になります。(個人的には最初にExcelで作成し、その後変えていくのはありだと思います。)
脱Excelを掲げる現場におすすめ。
5位 安心、安全で効果があるレビューを目指して
レビューの失敗事例があるある過ぎて、トラウマを思い出す。。。
こちらは、そのあるある失敗に対していくつか改善事例が載っており、どのように取り組めばよいか参考になります。
6位 サーバントリーダーシップを身に付けましょう!
JaSSTでは珍しいマネージメントに関する記事。テスト管理にも使える内容となっているので、マネジメントに興味がある方にお勧めです。
7位 なぜ大規模SIerで探索的テストを推進しているのか?~NTTデータが目指すソフトウェアテストの世界~
テストの現場でよく行われる探索的テストの記事になります。テスト中の問題が起きればよく頼ることになるテスト技法であるため、一度体系的に学ぶのもいいと思います。
8位 Value(価値観、行動指針)も働き方も異なる会社間でインプロセスQAをした時のTips
品質改善の事例紹介となります。テストプロセスの改善方法について、計画段階から実施すべき事項、またよくある問題の解決方法について記載されています。
9位 テストを学び成長する
「ソフトウェアテストとはそもそも何を行うべきなのか?」
基本的な知識を網羅的に解説している、初心者向けの記事となります。
10位 組織にテストを書く文化を根付かせる戦略と戦術
コードを書く=テストコードも書いて品質を担保する、その文化を根付かせる方法についてまとめられています。
開発者のコード品質を担保させたい方におすすめ。
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