あまり知られていないIntelliJ IDEAの機能を紹介する
前提とするIDEとversion
IntelliJ IDEA 2023.2.2
type hint
Ctrl + Shift + P
選択した値を評価し、型推論させて、型をツールチップで表示してくれます。
型推論がある言語（TypeScript, Kotlin, Scalaなど）で使えます。
Jump to Line
矢印をドラッグ＆ドロップすると、前に巻き戻るデバッグも可能になる。
Jump to Line - IntelliJ IDEs Plugin | Marketplace
Action on Save + File Watchers
外部ツールで、フォーマットをかけたい場合に使える。
File WatchersとAction on Saveを組み合わせる。
File Watchers
Auto-save edited file to trigger the watcherのオプションを外すと、自動的に保存時にフォーマットがかかるのを防げる。
Trigger the watcher on external changesのオプションを外すと、外部から変更（IntelliJ以外から変更）によるトリガーが発動しなくなる。
Action on Save
変更の保存と復元 | IntelliJ IDEA ドキュメント
Action on Saveで、File Watchersを実行するように設定ができます。
条件付きブレイクポイント
ブレイクポイントの赤丸を右クリックすると、ブレイクポイントに条件が付与できる
IDEでブラウザのJavaScriptのデバッグができる
ブラウザでのデバッグと連動して、IntelliJ IDEAでのデバッグができる。
Chrome での JavaScript のデバッグ | IntelliJ IDEA ドキュメント
Local History
Gitのコミットを作成しなくても、Local Historyで変更履歴を残せる。
うっかり、消したとしても、Local Historyから復元できる。
ローカル履歴 | IntelliJ IDEA ドキュメント
ゼロ幅スペースも表示してくれる
ゼロ幅スペース といった文字も表示してくれる
GithubのPull Requestの閲覧
File | Settings | Version Control | GitHubで設定をすると使えるようになります。
IntelliJ上でレビューまでできます。
レビューコメントに書くコードスニペットの入力もIntellIJによるシンタックスハイライトとコード補完が効きます。
パラメーターヒントが出る
引数が多いメソッドで、どの引数が何を表しているのかが分かりやすくなります。
設定する場所は、File | Settings | Editor | Inlay Hints
設定例
選択した文字列とクリップボードを比較
コピーし、選択した文字列を右クリックして、Compare with Clipboardを押すと比較できる
構造表示
Ctrl+F12でメンバーの一覧が表示される。
マークダウンで使うと、目次代わりにできる。
メソッドへの分離
Ctrl + Shift + Mで選択したコードをメソッドに分離できる。
Code With Me（ペアプログラミングに使える機能）
Code With Me
JetBrains仲間があまり居なくて使ってなかったですが、使っていきたい。
IntelliJ上でビデオチャットしながら、ソースコードを共有してペアプロできるらしい。
Ultimate 限定の機能
データベースツール
データベースツール
ソースコード中のSQLを実行したりもできる。SQLのフォーマッターやSQLのコード補完（joinのon句の自動補完など）もできる。
Ctrl + Shift + Alt + Fで全文検索ができる。なんのデータかわからないときの手がかりになる。
プロファイリングツール
プロファイリングツール
行番号のあたりに、どれぐらいの時間がかかっているかを表示してくれる。昔は、VisualVMを使っていたが、IDEと連携することにより、具体的なコードとの対応が取れるようになり、開発しやすくなった。
Dev Containers
Dev Containers - IntelliJ IDEs Plugin | Marketplace
VSCodeにはあった機能です。つい最近(2023-09)にリリースされました（すいません、まだ使ってません…）
今後に期待する機能
JetBrains IDE の AI Assistant | The IntelliJ IDEA Blog
2023-09-30現在、まだ正式リリースされていない機能ですが、ドキュメント生成、名前の提案、コミットメッセージの生成といった、GitHub Copilotのプラグインに無い機能もあるので、期待しています。
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