Momento CLI 環境をLinuxで作成する方法

前回の記事 ではAmazon Linux 2023にmomentoのSDKをインストールしnode.jsでいろいろなテストを行いました。
その環境にMomento CLIをインストールする手順のまとめです。

MomentoのGetting Startedにある以下のハンズオンでは、Momento CLIがインストールされたコンテナを展開してくれるのですが、なぜかauth tokenがセットできないとう課題があり、現在Momento社へ問い合わせ中ですので、手元で（と、いってもAWSですけど）でCLI実行環境を作ることにしました。

インストール方法

CLIのバイナリとインストール手順はここにあります。
https://github.com/momentohq/momento-cli

なんと！ちゃんと日本語があるんですね。これはすごいな。

クリックすると手順がありますが、brewです。ちゃんとLinux用の手順へのリンクがあります。

まず以下のコマンドでCLIバイナリをダウンロードし、解凍します。

wget https://github.com/momentohq/momento-cli/releases/download/v0.41.0/momento-cli-0.41.0.linux_x86_64.tar.gz
tar -xvf momento-cli-0.41.0.linux_x86_64.tar.gz

これで完了です。インストールコマンドは不要です。

動作検証

以下を実行します。

./momento configure --quick

そうするとauth tokenを聞いてきます。

Please paste your Momento auth token.  (If you do not have an auth token, use `momento account` to generate one.)
Windows users: if CTRL-V does not work, try right-click or SHIFT-INSERT to paste.

先の記事で作成した環境のトークンをセットしてあげます。
完了したらテスト書き込みを行います。

./momento cache set foo bar

fooというキーを持つアイテムをbarという値で書き込みます。
次に読み込みを行います。

./momento cache get foo

fooをキーとしてbarという値を取り出します。
管理者画面でも値が確認できます。

この環境を用いてMomentoが用意しているハンズオンを進めていくことができますので、やってみます。