マルチアカウント構成でマルチセッションサポート以外の方法でマルチセッションすることもできるのでまとめてみた
こんな方向けの記事です
- マルチアカウント構成で複数のアカウントで1台のPCで同時にAWSコンソールにアクセスしたい。
- マルチアカウント構成でアカウントの行き来によるログインの回数を減らしたい。
- スイッチロールの権限が細かくわけられていて同時に複数のロールでコンソールが見たい。
マルチセッションの方法は3パターンある
- マルチセッションサポート
- GoogleChromeのプロフィールを複数活用
- 異なるブラウザを複数活用
今回はマルチセッションサポートとGoogleChromeのプロフィールを複数活用の方法を紹介します。
※異なるブラウザを複数活用する方法は、その名の通り異なる複数のブラウザでAWSコンソールにアクセスするだけですので今回の説明は省略します。
マルチセッションサポート
こちらのドキュメントを参考に行います。
AWSコンソールにアクセスしてマルチセッションサポートを有効化する。
コンソールにアクセスしたら右上のアカウント名をクリックして、
「マルチセッションサポートをオにする」を押下する。
### セッションを追加する
コンソールの読み込みが完了したら右上のアカウント名をクリックして、
「セッションを追加」を押下する。
AWSコンソールにログインする画面が出てくるのでログインする。
これで複数セッションの完了です!
マルチセッションサポートはアカウント5つまでという制限があります。
GoogleChromeのプロフィールを複数活用
前提
GoogleChromeがインストールされていること。
さっそく試す
GoogleChromeの右上のアカウントのボタンからChromeプロフィールを追加します。
アカウントなしで続行でOK。
名前とカラーは任意の物でOK。
これで準備は完了です。
GoogleChromeのプロフィール分けをすれば別のアカウントが使えるようになります。
つまりGoogleChromeのプロフィールを増やした分の数だけ別アカウント、別のロールでAWSコンソールにアクセスできます。
ただし、GoogleGoogleChrome自体がかなりメモリを喰い虫でタブを開きすぎるとPCが重くなるので
搭載しているメモリ数にもよりますが、使わないタブやウィンドウは閉じる習慣をつけましょう。
メリット・デメリット
マルチセッションサポート
・ブラウザに限らずEdgeやFireFoxでもできる。
・アカウントが5つまでしかセッションできない。
GoogleChromeのプロフィールを複数活用
・特にセッション数に上限はない。(はず)
・GoogleChromeでしか出来ないため、PCのメモリを喰う。
マルチセッションを行う際の注意点
大変便利ですが、マルチセッションで複数アカウントを同時に作業することはお勧めしません。
なぜなら開発環境だと思って作業したら本番環境だった!というケースも考えられるからです。
なので私と1つだけ約束してこの方法を是非活用して仕事の効率を爆上げしてください笑
・作業するアカウント以外は必ずReadOnlyを使う(ReadOnlyRoleが無い場合は作る)
あとがき
いかがでしたでしょうか。
複数のアカウントを行き来する回数が減る事や、ログの集約先を一つのアカウントに統合している場合等に今ログインしている状態を残しつつ、集約先アカウントにも繋げる事で、仕事の能率、効率は間違いなく上がります。
異なるブラウザを複数活用でGoogleChrome、MicrosoftEdge、FireFox等でもそれぞれで別のアカウントで繋げますので
これの方がわかりやすくで管理しやすいという方はこちらの方法でも良いかもしれません。
マルチセッションサポートがアカウント5つまでなのでGoogleChromeのプロフィールを複数活用する方法と組み合わせて使うと数百のセッションが張れそうですね!(数百のアカウントを同時に使うのかどうかはおいておいて・・・笑)
手法は何にせよ、マルチセッションはマルチアカウント構成で開発環境の設定値を見ながら本番環境を作業する時など大変便利だと思います。
マルチアカウント構成を取っている、管理している人は大勢いるかと思いますので
この記事がどなたかの役に立てれば幸いです。
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