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【GPTs】自分専用の返信メール作成GPT

2024/10/23に公開

はじめに

こんにちわ!
情報系の学部に通う就活生です!

ChatGPTのGPTsという機能を使って、自分オリジナルのChatGPTを作りました!
GoogleカレンダーとのAPI連携も挑戦しましたが、それは成功しませんでした。。。

作成したGPTsの入力と出力
入力:相手から送られたメール本文
出力:最低限のメールの書き方と、ユーザ(私)の情報を理解したうえで作成された返信メール

経緯

就職活動が本格化し、(OBOG・就活エージェント・企業)様と連絡を取らせてもらう機会が増えた。
そのやり取りのほとんどがメールである。

しかし、メール特有の書き方に慣れず、作成に時間がかかっていた。
GPTにメールの大枠を作ってもらうときにも、

「以下に示す相手からのメールに対して、失礼のない丁寧な言葉遣いで返信を作成してください。ビジネスメールの形式に従い、適切な敬語を使用し、感謝の気持ちや適切な返答を盛り込んでください。また、相手の質問や依頼には具体的に答えてください。」

と毎回指示を入力していた。
その時間を削減したいと思い、今回のGPTsを作成した。

GPTsとは

ノーコードでChatGPTを自分好みにカスタマイズできる機能
話し方や性格をカスタマイズできるだけでなく、APIを使って他のアプリと連携することができる。
また、事前情報としてPDFを与えておくと、そのPDFの内容をすべて理解したうえで回答してくれるなどの機能がある。

作り方

  1. 右上の自分のアイコンをクリック
  2. 「マイGPT」をクリック
  3. 「自分のGPTを作成する」をクリック
  4. 各種設定をする。(設定方法が2つある)

設定方法➊ GPTと協力して作成する


日本語に設定している
左側で設定して、右側で会話を試すことができる。

画面左側のタブで「作成」(↑の赤丸のところ)をクリックするとGPTと会話するトークが現れる。
これは、自分のGPTsを作ってくれる専門のChatGPTでこのGPTに作りたいGPTsを話すと、自動で作ってくれる。

これだけでもかなりのいいものが出来上がる。

設定方法➋ 自分で手動で設定する。

画面左側のタブで「構成」をクリックすると、いろいろ設定できる画面が出てくる。↓

構成をクリックした際の画面

各項目の説明

1. 名前
作成するGPTに名前をつけることができる。

2. 説明
GPTの機能や役割についての簡単な説明を追加できる。これにより、他のユーザーがそのGPTの目的や使い方を理解しやすくなる。(省略可)

3. 指示 ※重要
GPTに対して具体的な指示を与えることができる。「GPTが何をするべきか」「どのように振る舞うべきか」「避けるべき行動」などを記載する。これにより、GPTの応答内容や振る舞いをカスタマイズできる。

4. 会話の開始者
↓にある、GPTとの会話を開始した際に、出てくる会話を始める文章の候補を設定できる。

5. 知識 ※重要
ファイルをアップロードすることで、GPTに特定の知識を提供できる。たとえば、業務に必要な資料やデータをアップロードすることで、GPTがそれに基づいた応答を行うことが可能になる。

6. 機能
以下の3つの機能が選択可能である。

  • ウェブ参照: GPTがインターネットを参照して、最新の情報を取得できる機能である。リアルタイムな情報を必要とする場合に有効である。
  • DALL-E画像生成: テキストから画像を生成するDALL-Eの機能を使用できる。これにより、会話内で画像を作成・提示することが可能である。
  • コードインタープリターとデータ分析: データの分析やコード実行をサポートする機能であり、GPTが高度なデータ処理を行うことが可能になる。

7. アクション ※重要

  • APIを呼び出してデータを取得・送信する
  • 外部サービスと連携して特定の処理(メール送信やデータベース操作など)を実行する
    などの外部サービスとの連携方法などを設定する。

これらの設定項目を使用することで、GPTの動作や機能を細かくカスタマイズすることができ、特定のニーズに合ったAIを作成することが可能である。

実際にGPTsを作成してみる

今回は、最低限のメールの書き方と、ユーザ(私)の情報を理解したうえで返信のメールを作成するGPTを作る。
名前・説明・会話の開始者の設定は特にGPTに影響はしないので、あまり気にしなくてよい。割愛。

1. 指示
指示文は以下のように設定した。

このGPTは、就職活動中の同志社大学3年生(氏名)が、日本語でメールの返事を書くためのものです。メールの宛先はOBOGや企業です。
GPTは、ユーザーの学生としての状況を考慮しながら、丁寧でプロフェッショナルな返信を作成します。言葉遣いは常に敬意と配慮を忘れず、フォーマルなビジネスコミュニケーションにふさわしいものとします。
メールの書き方などは、事前にGPTに知識としてアップロードしたPDFを参考にしてください。
ユーザの入力は、企業またはOBOGからユーザに届いたメールの本文、またはそれらのやり取りです。それを考慮してそのメールに返信するメールの本文を考えてください。
メールの最初は、相手の所属と、名前を記述し、次に「お世話になっております。同志社大学の(氏名)です。
ご返信いただきありがとうございます。」としてください。また、メールの最後に記載すべき署名を以下に示します。
——————
氏名
同志社大学○○学部○○学科
メール:○○@mail4.doshisha.ac.jp
電話番号:000-0000-0000
——————

2. 知識
メールの書き方を定義したPDFをアップロードする。

3. 機能
今回は必要ないと判断して、すべてのチェックを外した。
チェックを入れていても問題ない。

動作を見てみる


きちんと動作していることが確認できた。
私宛に送られてきたメールをきちんと理解し、「返信のメールを作成してください。」などと指示していないが、返信のメールを作成してくれている。

※日程に関しては、GPTが勝手に考えているのできちんと変更する必要がある。
※これを解決するために取り組んだものが↓

アクションについて

冒頭でも述べたが、これは成功しなかった。

ただ返信のメールを考えるだけでなく、日程調節が必要な際は、自動で私のGoogleカレンダーを参照して、空いている日程を組み込む。
という処理をGPTにしてもらおうとした。

手順が複雑なのでその手段はここには書かないが、とてもわかりやすく説明されていた記事を示す。
https://notai.jp/custom-chatgpt-google-calendar-api/

なぜできなかったのか

きちんとGCP側も設定をし、バージョンも最新のものに対応できるように、スキーマや認証URLも変更した。

GoogleカレンダーへのAPIは成功するが、カレンダーに予定がないと表示される。
リクエストとレスポンスを見ても、リクエストは正常だが、レスポンスとして、なにもItem(予定)が返されていなかった。

試したこと

  • 権限を変更した
    https://www.googleapis.com/auth/calendar.events
    https://www.googleapis.com/auth/calendar.readonly
    と、権限を変えてみた。
    →カレンダーに予定がない。となった。

  • リクエストの内容を変更した
    カレンダーIDを指定せず、Primaryとなっていたが、そこをカレンダーID(~@gmail.com)に変更した。
    →カレンダーに予定がない。となった。

  • APIを使ってWEBアプリからアクセスしてみた
    →WEBアプリからはきちんとカレンダーの予定を取得できた。

結果

なぜ同じ認証方法でWEBアプリからは予定を取得できるのに、GPTからは取得できないのかがわからなかった。

他に同じような機能を満たす方法があるので、今はこの問題解決に時間を使わず、他の方法を試そうと思う。

最後に

今回はGPTsを用いて、自分用にカスタマイズされたGPTを作成しました。
Googleカレンダーとの連携がうまくいかなかったことは非常に悔しいので、今後リベンジしようと思います。

もしこの原因をご存じな方がいらっしゃいましたら、ご教授いただければ幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

参考元

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