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Google Spreadsheet でグラフを作る方法
📊 Googleスプレッドシートでグラフを作成する完全ガイド【初心者〜中級者向け】
Google スプレッドシートは、無料で使える表計算ツールでありながら、高度なグラフ作成機能を備えています。本記事では、スプレッドシートでのグラフ作成方法を超詳細に解説します。
📌 目次
1. 前提:どんなグラフが作れるか?
Google スプレッドシートでは、以下のようなグラフが作成できます。
種類 | 主な用途 |
---|---|
棒グラフ | データの大きさの比較 |
折れ線グラフ | 時系列データの推移の可視化 |
円グラフ | 割合の視覚的な比較 |
散布図 | 二変数の関係性(相関)を可視化 |
面グラフ | 累積の変化、範囲の推移 |
組み合わせグラフ | 棒と折れ線などの複合表示 |
ヒストグラム | データの頻度分布 |
バブルチャート | 3変数の可視化(x, y, 大きさ) |
地図チャート | 国別や地域別の統計の表示 |
2. 基本:グラフ作成のステップ
以下のステップで簡単にグラフを作成できます。
✅ ステップ1:データを入力する
例:
月, 売上
1月, 12000
2月, 18000
3月, 15000
4月, 20000
- 見出し(列名)を必ず1行目に入力してください。
✅ ステップ2:グラフにしたい範囲を選択
- 見出し行を含めた すべてのセルをドラッグで選択 します。
✅ ステップ3:「挿入」→「グラフ」を選択
- メニューバーから
挿入 → グラフ
をクリックします。
✅ ステップ4:自動で挿入されたグラフを確認
- 初期設定では「カラムチャート(縦棒グラフ)」が表示されます。
- 右側に「グラフエディタ」が表示されます。
3. グラフの種類と使い分け
グラフ名 | 使いどころ |
---|---|
棒グラフ | 売上、点数、人数などカテゴリ別の比較に最適 |
折れ線グラフ | 時間による変化(気温、成長、収益)を表現 |
円グラフ | 全体に対する各項目の比率(構成比)を視覚化 |
散布図 | 2つの数値の関係(勉強時間と成績など)を確認 |
ヒストグラム | 頻度の分布(点数帯の人数など)を調べる |
4. グラフのカスタマイズ方法
右側の「グラフエディタ」で以下のカスタマイズが可能です。
🎨 「設定」タブでできること
- グラフの種類を変更(棒→円など)
- 軸の範囲を手動で設定
- データ範囲の再指定
✏️ 「カスタマイズ」タブでできること
項目名 | できること |
---|---|
グラフのスタイル | 背景色、枠線、フォントの種類など |
グラフと軸のタイトル | グラフ全体のタイトル、X軸・Y軸のタイトル |
系列 | データごとに色を変える、凡例の表示切替 |
凡例 | 凡例(ラベル)の表示位置・書式を変更 |
横軸/縦軸 | 最小値・最大値、目盛、ラベル、書式など |
グリッドと目盛 | 補助線の表示・非表示 |
5. 動的なグラフを作る方法(関数+グラフ)
スプレッドシートの関数で値を自動計算すると、グラフもリアルタイムで更新されます。
🔁 例:月別売上の合計
=SUM(B2:B13)
このような関数を使って売上を計算し、その結果を参照するグラフを作れば、データを変えるだけでグラフが自動更新されます。
6. トラブルシューティング(グラフがうまく出ないとき)
問題の例 | 解決策 |
---|---|
グラフが真っ白、データが表示されない | データ範囲に空白や文字列が混じっていないか確認 |
グラフの項目名が「数値」になっている | 見出しの行が正しく指定されているかチェック |
軸のラベルが数字だけになっている | 行のラベルが文字列(例:月、名前)になっているか確認 |
同じ値しか表示されない | データが正しく列ごとに分かれているか(カンマで区切る等) |
✅ まとめ
Google スプレッドシートでは、以下のように簡単かつ高度なグラフ作成が可能です。
- データを入力 → 挿入 → グラフ だけで自動生成
- 多様なグラフ(棒、線、円、散布図など)を選択可能
- 見栄えを調整してプレゼン資料やレポートにも使える
- 関数と連携させれば「リアルタイム更新」も可能!
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