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Google Spreadsheet でグラフを作る方法

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📊 Googleスプレッドシートでグラフを作成する完全ガイド【初心者〜中級者向け】

Google スプレッドシートは、無料で使える表計算ツールでありながら、高度なグラフ作成機能を備えています。本記事では、スプレッドシートでのグラフ作成方法を超詳細に解説します。


📌 目次

  1. 前提:どんなグラフが作れるか?
  2. 基本:グラフ作成のステップ
  3. グラフの種類と使い分け
  4. カスタマイズの方法(色、タイトル、軸など)
  5. 動的なグラフを作る方法(関数+グラフ)
  6. トラブルシューティング
  7. まとめ

1. 前提:どんなグラフが作れるか?

Google スプレッドシートでは、以下のようなグラフが作成できます。

種類 主な用途
棒グラフ データの大きさの比較
折れ線グラフ 時系列データの推移の可視化
円グラフ 割合の視覚的な比較
散布図 二変数の関係性(相関)を可視化
面グラフ 累積の変化、範囲の推移
組み合わせグラフ 棒と折れ線などの複合表示
ヒストグラム データの頻度分布
バブルチャート 3変数の可視化(x, y, 大きさ)
地図チャート 国別や地域別の統計の表示

2. 基本:グラフ作成のステップ

以下のステップで簡単にグラフを作成できます。

✅ ステップ1:データを入力する

例:


月, 売上
1月, 12000
2月, 18000
3月, 15000
4月, 20000

  • 見出し(列名)を必ず1行目に入力してください。

✅ ステップ2:グラフにしたい範囲を選択

  • 見出し行を含めた すべてのセルをドラッグで選択 します。

✅ ステップ3:「挿入」→「グラフ」を選択

  • メニューバーから
    挿入グラフ
    をクリックします。

✅ ステップ4:自動で挿入されたグラフを確認

  • 初期設定では「カラムチャート(縦棒グラフ)」が表示されます。
  • 右側に「グラフエディタ」が表示されます。

3. グラフの種類と使い分け

グラフ名 使いどころ
棒グラフ 売上、点数、人数などカテゴリ別の比較に最適
折れ線グラフ 時間による変化(気温、成長、収益)を表現
円グラフ 全体に対する各項目の比率(構成比)を視覚化
散布図 2つの数値の関係(勉強時間と成績など)を確認
ヒストグラム 頻度の分布(点数帯の人数など)を調べる

4. グラフのカスタマイズ方法

右側の「グラフエディタ」で以下のカスタマイズが可能です。

🎨 「設定」タブでできること

  • グラフの種類を変更(棒→円など)
  • 軸の範囲を手動で設定
  • データ範囲の再指定

✏️ 「カスタマイズ」タブでできること

項目名 できること
グラフのスタイル 背景色、枠線、フォントの種類など
グラフと軸のタイトル グラフ全体のタイトル、X軸・Y軸のタイトル
系列 データごとに色を変える、凡例の表示切替
凡例 凡例(ラベル)の表示位置・書式を変更
横軸/縦軸 最小値・最大値、目盛、ラベル、書式など
グリッドと目盛 補助線の表示・非表示

5. 動的なグラフを作る方法(関数+グラフ)

スプレッドシートの関数で値を自動計算すると、グラフもリアルタイムで更新されます。

🔁 例:月別売上の合計

=SUM(B2:B13)

このような関数を使って売上を計算し、その結果を参照するグラフを作れば、データを変えるだけでグラフが自動更新されます。


6. トラブルシューティング(グラフがうまく出ないとき)

問題の例 解決策
グラフが真っ白、データが表示されない データ範囲に空白や文字列が混じっていないか確認
グラフの項目名が「数値」になっている 見出しの行が正しく指定されているかチェック
軸のラベルが数字だけになっている 行のラベルが文字列(例:月、名前)になっているか確認
同じ値しか表示されない データが正しく列ごとに分かれているか(カンマで区切る等)

✅ まとめ

Google スプレッドシートでは、以下のように簡単かつ高度なグラフ作成が可能です。

  • データを入力 → 挿入 → グラフ だけで自動生成
  • 多様なグラフ(棒、線、円、散布図など)を選択可能
  • 見栄えを調整してプレゼン資料やレポートにも使える
  • 関数と連携させれば「リアルタイム更新」も可能!

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