Gemini Code Assistに日本語でPull Requestレビューをしてもらう
個人向けGemini Code Assistが無償で利用できるようになったと聞いて、早速試してみました。
Gemini Code Assist によるコーディング支援が無償で利用可能に | Google Cloud 公式ブログ
私は平日はWeb開発の仕事をしつつ、週末は趣味の個人開発に時間を使っています。
仕事ではレビューを通して客観的な意見をもらうことができるのですが、個人開発はどうしても孤独になりがち。
「誰かにレビューしてもらえたら、客観的な視点も取り入れられるし、品質も向上するのにな…」という気持ちがずっと心の片隅にありました。
そこで、個人開発リポジトリにGemini Code Assistを導入して、Pull Requestを日本語でレビューしてもらえるように設定してみました。
導入手順
- Gemini Code Assist for GitHub アプリをインストール
- 対象リポジトリを個人開発リポジトリのみに設定
詳しい手順は公式ドキュメントに書かれているので、迷うことはありませんでした。
プライバシー設定は要注意
プライバシー設定については、少し注意が必要です。
VSCode拡張 を導入後、以下の設定でAIによる学習利用を無効化できます。
GitHub上からは設定変更ができないため、GitHub上でのPRレビューにのみ使用する場合でもVSCode拡張をインストールして設定する必要があるのは少し手間でした。
- Gemini Telemetryの無効化
設定画面を開いて、検索バーに「Gemini Telemetry」を入力して、チェックを外します。
- AIによる学習の無効化
Gemini Code Assistを表示し「Privacy settings」から「Allow Google to use this data to develop and improve Google's machine learning models.」のチェックを外します。
レビューを日本語化する方法
リポジトリに .gemini/styleguide.md
というファイルを作成し、以下の一言を記述します。
日本語で返答してください
これで日本語でレビューしてもらえるようになりました!
他にもカスタマイズしたい場合は styleduide.md
を調整すればよさそうです。
詳細については公式ドキュメントの GitHub で Gemini Code Assist の動作をカスタマイズする を確認してみてください。
まとめ
まだ使い始めたばかりですが、個人開発の強い味方になってくれそうです。
これからはAIと協力して、個人開発でもより良いコードを書いていきたいと思います。
「Code review in GitHub Copilot is now in public preview」というニュースも出ており、これからますますAIレビュアーの活躍が増えていきそうですね。
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