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Gemini Code Assistに日本語でPull Requestレビューをしてもらう

2025/03/02に公開

個人向けGemini Code Assistが無償で利用できるようになったと聞いて、早速試してみました。

Gemini Code Assist によるコーディング支援が無償で利用可能に | Google Cloud 公式ブログ

私は平日はWeb開発の仕事をしつつ、週末は趣味の個人開発に時間を使っています。
仕事ではレビューを通して客観的な意見をもらうことができるのですが、個人開発はどうしても孤独になりがち。
「誰かにレビューしてもらえたら、客観的な視点も取り入れられるし、品質も向上するのにな…」という気持ちがずっと心の片隅にありました。
そこで、個人開発リポジトリにGemini Code Assistを導入して、Pull Requestを日本語でレビューしてもらえるように設定してみました。

導入手順

  1. Gemini Code Assist for GitHub アプリをインストール
  2. 対象リポジトリを個人開発リポジトリのみに設定

詳しい手順は公式ドキュメントに書かれているので、迷うことはありませんでした。

プライバシー設定は要注意

プライバシー設定については、少し注意が必要です。

VSCode拡張 を導入後、以下の設定でAIによる学習利用を無効化できます。

GitHub上からは設定変更ができないため、GitHub上でのPRレビューにのみ使用する場合でもVSCode拡張をインストールして設定する必要があるのは少し手間でした。

  1. Gemini Telemetryの無効化

設定画面を開いて、検索バーに「Gemini Telemetry」を入力して、チェックを外します。

Telemetry設定

  1. AIによる学習の無効化

Gemini Code Assistを表示し「Privacy settings」から「Allow Google to use this data to develop and improve Google's machine learning models.」のチェックを外します。

学習設定1

学習設定2

レビューを日本語化する方法

リポジトリに .gemini/styleguide.md というファイルを作成し、以下の一言を記述します。

日本語で返答してください

これで日本語でレビューしてもらえるようになりました!

レビュー例

他にもカスタマイズしたい場合は styleduide.md を調整すればよさそうです。
詳細については公式ドキュメントの GitHub で Gemini Code Assist の動作をカスタマイズする を確認してみてください。

まとめ

まだ使い始めたばかりですが、個人開発の強い味方になってくれそうです。
これからはAIと協力して、個人開発でもより良いコードを書いていきたいと思います。
Code review in GitHub Copilot is now in public preview」というニュースも出ており、これからますますAIレビュアーの活躍が増えていきそうですね。

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