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分散処理を勉強した記録~その17~

2021/01/23に公開

この記事は、
「分散処理システム」著:真鍋義文 森北出版株式会社
を参考にしています。

今回は、放送型通信問題について定義します。

上から下へメッセージを送信する時に、間に入るのが放送型通信アルゴリズムです。
前提として、
・必ずメッセージは到達する
・メッセージが消失したら再送する
・無故障とする
・順番通りにメッセージを配送するために、一旦メッセージが保持される
ものとします。

ここで、全順序と因果順序の2種類を紹介します。

全順序は全体の順番が完全に保証される通信です。
m1、m2、m3の送信された順序にメッセージを受信します。
これに対して、因果順序は、

m2、m1、m3の順に送信したメッセージを
各プロセスはバラバラに受け取っていますが、
「m2、m1、m3」という順番を保っています。

今回はここまでです。ありがとうございました。

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