📄

Vimの4つのモードを使いこなす

2022/01/15に公開2

モード

Vim は下図の 4 つのモードを切り替えて操作します。

vim4つのモード

ノーマルモード

Vim を起動すると、ノーマルモードから始まります。
ノーマルモードを起点に各モードに遷移することができます。
それぞれのモードで「Esc」を押すとノーマルモードに遷移します。

移動

矢印キーでも移動できますが、コマンドを使うことでホームポジションを崩さずに移動できます。

コマンド 動作
h 左に移動
j 下に移動
k 上に移動
l 右に移動
gg 一番上の行に移動
G 一番下の行に移動
gj 折り返し時に 1 つ下の行に移動
gk 折り返し時に 1 つ上の行に移動

その他

コマンド 動作
x 1 文字削除
d delete(切り取り)
y yank(コピー)
p put(ペースト)
u undo(1 つ前に戻す)
Ctrl + r redo(取り消した操作のやり直し)

yy など 同じコマンドを 2 回繰り返すと現在の行全体に対して動作を行います。
たとえば、yy ならば現在の行全体を yank することになります。
dd→p をすることで、切り取ったあと貼り付けができます。

入力モード

ノーマルモードから「i」を入力すると入力モードに移ります。
ファイルを編集するときなど、文字を入力するときに使います。

ビジュアルモード

ノーマルモードから「v」を入力すると入力モードに移ります。
主に範囲指定をするときに使います。
「Shift+v」で行選択をしたあと、yank→put を行うなど
他のコマンドと組み合わせて使います。

コマンドモード

保存や Vim の終了を行います。
ノーマルモードから「:」や「/」を入力するとコマンドモードに移ります。
「!」をコマンドの前につけると強制的に実行します。

コマンド 動作 その他
:q 終了
:w 上書き保存
:wq 上書き保存して終了
:q! 強制終了
/{word} {word}の検索 n で次へ進み、N で 1 つ前に戻る

使い方を覚えるために

実際に使ってみないと覚えられないと思います。
VSCode ではNeovimをインストールすることで、実際に Vim を使うことができます。
ゲーム感覚で楽しみたい人は、VimAdventureで遊びながら学べます。

GitHubで編集を提案

Discussion